2012年12月30日
納車されたばかりの新4輪機材
スイフト号
今年はやらねばならないことがたくさんだ。その中に、結婚していた当時から使用していた4輪機材である、ホンダ式GD1型機の処遇がある。というのも、12末には車検を迎えるからだ。当該機は新車購入しているので、初年度登録からの年数がまるまる11年となる。
だからといって外装のヤレはそれ程ではないし、ヘッドライトのくすみも磨いてコーティングしておいたので、それなりだ。エンジンなんて新車より調子良いのかもしれない。ただ、1年程前から、スタータークラッチに原因があると思われる、ジャダーが気になり始めた。ゼロ発進時に「ガタガタ」とノッキングのような症状が出てきたのである。
これはGD1〜3型の持病であり、新車購入当初から存在する問題なのだが、当方はそれ程気にしていなかった。また、念のために、2回目の車検時にCVTオイル交換と焼付け(クラッチの磨耗均一化)を行っているので、症状はほぼ完全に無くなっていた。
それが、ここ半年程でかなり目立つようになってきたのである。最初は「エンジンかな?」と思い、エアクリーナーとエンジンオイルを交換してみるが、あまり症状が改善されない。そこで、ネット上で情報収集して思い出したのである。ああ、スタータークラッチか。
GD1〜3型機までのCVT車においては、エンジン動力がトルクコンバーターではなく、件のスタータークラッチを通してミッション伝達される構造となっている。これは構造的に簡素であり、エンジンとミッションがより直接的に連結されていることになるので、アクセルを踏み込んでからの加速反応がまずまず良いことを意味する。これは、スクーターなどに用いられている動力伝達方式によく似ているのだ。
ホンダはもともと2輪メーカーであり、最初のF1マシン、RA272では2輪を4輪にしたようなものであった。それゆえの問題も多く、1965年のメキシコGPで優勝するには、コーナリング時の潤滑油の片寄り防止策などでかなりの苦労があったという。
なるほど、この車も上記のように、2輪的な簡素な構造を採用し、操作のダイレクト感を大事にして、尚且つ開発や生産のコストダウンに成功したのだろう。当方は、このアイディアそのものは素晴らしいと思う。さすが、ホンダらしいと感心したものだ。ただ、スクーターならともかく、4輪車のような重量もトルクもある車に採用した際、耐久性などの面に少し疑問を持っていたことも、また事実である。
とはいうものの、この症状が原因となって車が止まってしまうことはないし、アクセルの踏み方次第で症状は誤魔化せられる。何にしても金がかかるかので、としばらくは様子見としていた。
しかし、夏以降、いよいよ症状が悪化してきた。これでは様子見とはいかないので、修理か買い替えかという決断をすることにした。
そこで、ひとまずディーラーに出向いて相談してみると、件のジャダーは、オイル交換とクラッチの磨耗均一化を行えば90%は治ると説明があったし、当方の機体もそれで問題解決する可能性が高いという診断だった。予算はおおよそ2万円だ。
それなら修理して、ユーザー車検で乗り続けるか。そう考えていたのだが、最近特に「MT車に乗りたい」と欲が出てきてしまったので、FITの通常グレードのマニュアル車について簡単な見積もりをお願いした。
それはそうと、なんで11年前にMT車を購入しなかったのか、と疑問を持たれる方もみえよう。確かにその通りなのだが、当時はMT免許を所持していない「嫁」がおり、泣く泣くAT車を選択したわけだ。ただ、その後1年も経たないで自由の身になったので、こちらの問題は自動的に解決した。
当方はなんだかんだ言っても、わがままで子供なんだよなぁ。思い通りにいかないと気が済まないのである。
さて、一旦家に帰り、いろいろと検討してみる。昨年のトリデ二校作戦完遂以来、どうにもMT車に乗りたいと思うようになってしまったのは前述の通りだ。悩んだ末、「自主規制を解除して自由に生きよう」という人生の方針に従い、修理の選択肢はオチ、買い替えに決定する。
次に、機材入れ替えにあたり、新車にするか、中古車にするかを考える。できれば新車にしたいのだが、それでは貯金が無くなってしまう。また、今は絶好調であるが、2輪の重整備や機材更新にも備える必要がある。さらに、今後の給料増収は見込めないし、それどころか増税により収入が目減りすることは明らかだ。
そして、昨年は病気のために会社を全休していたのだが、そんな無収入の状況下でトリデ二校作戦の展開、エアロビインストラクター養成コース入門と大規模な自己投資を行った。それ故にかなり貯金を崩してしまっている。
さらに、件のFITは11年で60,000km弱、2,000時間程度しか運用していなく、運行頻度はあまり多くなかった。これが決定打になった。別に中古車でよかろう。
次は車種の選択だ。当方は軽量コンパクトな車両が好みで、2輪はその先鋭化された一つの形と考えている。よって、4輪についてもその路線を継承しつつも、実用的なものにすることに。「1.5Lまでの純粋ガソリンエンジン、もちろんMTで車重は1tを越えない、レギュラーガソリン仕様の国産車」というのがその理想形である。となると、フィット、スイフト、デミオ、コルト、マーチ12Xくらいか。ただ、コルトは個人的に○菱嫌いのため却下。デミオはよいが、マツダならロータリーか、と却下。マーチはなんだかかわいらしすぎるな、却下。するとフィットかスイフトしか残らない。因みにTヨタについては「家電メーカー」と考えているので、最初から候補にするものは無い。別に忘れているわけではないのだよ、ヤマトの諸君。
ここで初めてネット上で検索をかけてみる。どちらもかなりの台数が表示されているのでかなり選べるかと思いきや、MT車なんて当方在住地区に2、30台程度しか存在しない。さらに、フィットもRS、スイフトもスポーツばかりである。「それでいいじゃないか」と思うが、車重1tと排気量1,500cc以下にこだわりたい。税金はもちろん、性能が高い車を上手く操縦する自信もないので「普通」のものがよい。となると・・・。あっけなく3台に絞られた。フィットが2台、スイフトが1台である。そこから、詳細を検討してみると、フィットの内1台は店が遠いし、やや年式が旧い。
結局、近隣の店にある「スイフト対フィットの一騎打ち」となった。候補を絞るどころか、二者択一である。
こうして、早速その週末に現車を見にいくことにする。尚、当方の第三者機関としてコンサルタント契約をしている、バイク仲間にもご同行願った。彼はディーラー勤務の経験があり、頼りになる助言者だと補記しておく。まずはスイフトから。うーん、細かいキズがあったりするものの、年式、値段、程度的にも問題は無い。コンサルタント氏も「バンパー下部の見えない部分のキズ」以外に問題は無さそうだと。
ここで当方も座右の銘である、「車は下から、女性は横から」を実践する。何ですかそれは。
説明しよう。最近の車はかなりの範囲で基幹部品(フロアとサスペンション)の共通化が図られているので、ボデーや装備品など上から見ているだけでは判断を誤る可能性がある。大事なことは、まずは足回りやアンダーボデーの構造もよく見て、果たしてその値段相応の車かどうかを判断することが望ましいということだ。ひとつ良くない事例を示そう。
例えばTヨタ車なんぞに良くあるのだが、4輪独立サスペンションを採用するセダンのものをベースにしたミニバンが、リアサスを格の落ちる、安い車軸式懸架方式に変更していることがある。そしてこれに、要らない装備をゴテゴテと搭載したボデーを載せて「高級」だの「強い」だのを堂々とTVCMで謳ているのだ。当然、値段もベース車両より高くなっている。
基幹部品を流用し、格が落ちる重要部品にしつつ、値段が高いとは、新手の詐欺かもしれない。当方にしてみればそのベース車用として開発した基幹部品は、その車の設計意図実現を目指して開発しているので、構造的に無理が無く、ある意味専用なので高級と言える。この観点から見れば、スバルの軽自動車の方が間違いなく高級車だ。これが「車は下から」の意味である。もっとも、残念なことにスバルはTヨタの傘下になったせいで、軽自動車の生産から撤退してしまったと補記しておこう。
では「女性は横から」って何ですか。これは当方の女性に対する好みを言い表している。最初に申し上げておくが、これはあくまでも基準のひとつで、絶対的なものではない。
さて、人類の大事な目標の一つは自分の遺伝子を残し、子孫を繁栄させることであり、疑いの余地は無いだろう。ということで、男性が女性を見る際の基準のひとつに、「将来的に元気な子供を産むことができるか」かというものがある。それについて、高校の保健体育の時間で、子供がどう産まれてくるかということを学んだことがあり、その時、「産道が広いほうが安産傾向がある」という話があった。つまり、「女性の腰部、臀部を横や斜めから見ることも大切」ということだった。
この説明がなにか腑に落ちて、それ以来、過去に女性を見る際には、この基準も取り入れていた。ただ、当方の場合は既に色恋沙汰からは引退しているので、そろそろ座右の銘からは削除しなければならないかもしれない。
あと、くれぐれも申し上げておくが、絶対に逆に実践してはならないですよ。「下」は車、「横」は女性ですから。間違えても当方は責任とれません。
余談ついでに、「トイレを制するものは女性を制する」という格言もある。これは、女性がトイレに行く間隔が男性よりも短いにもかかわらず、本人からは言い出しにくいという状況を察し、男性側から「トイレはよいですか」とさりげない気遣いをすると印象が良くなるかもしれない、という意味である。
ところで、当方はいったい何の検討をしていたのだろうか。自分でも忘れるところだった。
随分と話が逸脱したが元に戻そう。スイフトはスズキが世界戦略車として、いわば派生車種を展開するための基となる車種だ。つまり、上記のように、ある意味専用設計と言える。
ただ、残念ながら少し前にモデルチェンジが行われ、当方が購入候補に入れている気体は旧式になってしまうのだが、そこは致し方ありませんなぁ。そんな期待を込めて「下から」覗くと、まだまだ現役じゃん。開発コンセプトに対して、納得の構造だ。特にリア周りはフィットよりも曲面構造をうまく作り出し、剛性を確保しているように思われる。と言うのも、フィットはかなり凝ったつくりをしていたが、こちらは単純に無駄が無く、手堅いつくりであるからだ。
また、以前、友人が同モデルのAT車に乗っていたこともあり、その乗り味を体感したことがあるのだが、剛性バランスとしてはフィットよりも良かったように感じた。
そんなことをコンサルタント氏と話していると、店員さんが出てきた。そして、車の状態や出どころ、ランニングコストやアフターメンテの事など実に詳しく情報を伝えてくれた。それによると、この車両はスズキの販売会社が共同で出品するオークションのようなもので仕入れたものであり、前オーナーについても通勤程度に使っていただけのようだ。燃費はフィットと同程度が予想され、メンテナンスは極限られたものだけで大丈夫、ということだった。
店構えは小さいが、とても詳しく説明をしてくれ、好感が持てる良い店だ。正直当方は、クルマ屋やバイク屋はあまり信用していないところがあるので、ここまで情報開示してくれたことには驚いた。
さて、ひとまず他の候補を見に行くということで、一旦店を出る。「是非お待ちしております」と店員に見送られて第二の候補、フィットを見に行く。
スイフトの店から1時間くらい走り、フィットの店に到着した。ところで、事前調査によると、この機体は現行モデル車でありながら、相場よりも3割は安いかという値段が設定されている。いったいどういうことなのだろうか。
店員に要件を申し出て現車と対面する。そして話を聞いてみると、その店はホンダのディーラーが経営しているレンタカー屋であった。そして、上記の値段設定についてうかがってみると、レンタカーは4年で入れ替えが基本らしく、車検も初回から2年毎に行われるそうだ。そして、レンタカーとしての役目を終える2回目の車検、つまり4年でオークションに流されるのだが、売れそうなものは値段を安めにして、店頭販売をするそうだ。当方が推測するに、こうしておけば、ディーラーのお客として登録され、車検なり点検なりで入庫、さらには買い替えも期待できるという算段なのだろう。
レンタカー落ちということで安いのね。それにしても、レンタカーはどのように使用されたかが非常に把握しにくいから、ハズレになった場合が怖い。だいたいフィットのマニュアルをレンタカーで借りる客ってどんな人なのだろうか。
そんなことを考えつつ、ボディー表面を見てみると、年式のわりにはキズが多い。しかし、室内は非常に広く、窓も大きく視界が良いのは現在愛用しているFITに変わり無い。でもなぁ、内装がちょっと不釣合いというか、趣味でないというか。もっと簡素なものがよい。
そしてお決まりの「下から」FIT。サスペンション形式は新型でも変更はされておらず、アンダーボデー形状も当方のものとよく似ている。基本的に同じ方向を目指して開発された車なのだろう。見た目も明らかに初期型からの外観を引き継いでいる。
ナンバープレートが無いのだが、コンサルタント氏から「試乗すべし」と助言があったのでダメモトでお願いしてみる。すると、「場内だけなら良いですよ」と条件付きでOKが出た。もちろん、交差点を曲がったりしていないので詳しくはわからないが、足周りの味付けがかなりマイルドになっていて、サスペンションストロークもやや長くなったようだ。これはこれで良いなぁ。
見積もりを出してもらって、諸条件を検討する。値段的にはスイフトよりも10万円フィットが高いのだが、現在所有しているフィットの下取りがあるので、追い金ベースで考えるとその差は小さくなると思われる。
さて困った。こうなると、フィットの下取りが気になる。レンタカー屋は3万円ということだったが、スイフトの店は下取り無しの金額が提示されていない状態で、その差は7万円だ。
しかし、機体そのものを中心に考えてみよう。現行モデルのレンタカー落ち車と通常使用の5年型落ち車かぁ。この時点で当方はほぼスイフトに決まっていたのだが、コンサルタント氏から「買取り専門店での査定も考慮したらどうか」と有用な助言を頂く。なるほど、案外良い値段が提示されるかもしれない。
こうして、通り道の買取専門店で」話を聞いてみると、「車検が3ヶ月程度残っているので、その分で最高で5万円」ということだった。ってことは、だいたい2〜3万だよなぁ。まあそんなもんかな。
これにより、あとはスイフトの条件で決定を下すことになるが、まあ、焦らずとも今回は流局でもよい。気楽に考えることにしよう。ところで、買取屋からスイフトの店に戻る際、試乗ができるように段取りをしておく。今度は公道を走ることができるそうなので、それなりの評価ができそうだ。
こうしてスイフトの店到着すると、既に赤枠のナンバーが装着されていた。なかなか良い店である。さっそく試乗に出かけるのだが、まずは当方が運転する。おっと、こいつはMT車だからギアを自分で替えなくてはいけないな。うーん、入りは悪くないし、ストローク的にもこんなものだろう。
クラッチ操作に少々戸惑いながらも、ステアリングの操舵感をチェックする。お、フィットよりもやや重いか。ただ、それはイコール初期の回頭性が良いということに繋がっていた。フィットより若干良いかな。これは○である。
そしてボデーの剛性感であるが、フィットよりもやや弱い感じだが、前後バランスとしてはこちらの方が上だ。フィットは全体の剛性は高いが、フロントがリアに比べてやや過多であるように思われる。
さらに、エンジンであるが、さすがに1.3Lなので、極低速のトルクはちょっと細い気がする。このあたりはフィットが同等の排気量ながらも、2,000rpm台に最高トルクを発揮するように設定されているので、ゼロ発進もわりあいと楽であった。当時新開発だった「Dual Spark Ignition」はいい技術だと思ったものだ。ホンダもあのエンジンをもっと展開しても良かったと思うのは、当方だけではあるまい。
最後にサスペンションである。どちらも形式は変わらないが、明らかにスイフトの方がストローク感があり、路面の追従性も高い。特にややデコボコの路面では、サスとボディでいなしつつ走行していると感じた。一方、フィットはちょっとストローク不足の感があり、ボデー剛性の高さでその辺りをカバーしているようだ。
当方の後に、コンサルタント氏にも試乗をお願いする。彼には直進性やハンドルが変な所でとられないか、などの事故歴検証をお願いしてある。果たして結果は良好で、彼からもGOが出た。もっとも、最初に板金修復歴が無いことを確認しているので、それが裏付けられた形だ。
さて、ここで持ち越しとする手もあったが、品物が薄いだけに「買ってしまえ」という気になっていたので、価格の交渉に移る。最初はフィットの下取りが1万で77万円+端数ということだった。その代わり、重量税を均等割りした3か月分(数千円程度)、自動車税が半年分で1万数千円、合わせて2万円弱は返してくれるということだったが、ちょっと押してみることにした。当方お得意の「75万円ならここで契約しましょう」というやつだ。すると、営業担当の方が唸りながら、奥で電話している。「ちょっと難しいか」と思っていたが、すんなりとOKが出た。なんだ、あっさり決まったな、ということで契約成立。因みにフィットは3万円余りで下取りとなった。これならば大満足だ。
それからは行動が早かった。まずは用意すべき書類だが、印鑑証明2通、車庫証明用のもの数点。あとはフィット売買の際に必要な委任状だ。前者については市役所に行く必要があるので、仕事の昼休みを利用して窓口へ出向く。最近は市役所も対応が速くて、あっさりと証明書ができたと名前が呼ばれた。
窓口で証明書をひったくるように受け取り、その足で銀行へ向かう。もちろん現金を振り込むのだが、10年近く前からほったらかしにしてある定期預金を利用することにした。利子は期待していなかったが、一応確認してみると・・・、なんだよ、数千円じゃあないですか。頼むわ。
手付金で5千円入れてあるので都合74万5千円を入金するわけだが、このところの「振り込み詐欺の多様化」により、この金額は窓口でないと扱うことができないようだ。仕方なく順番待ち票を取り、椅子に座ろうと思ったところ、運良くすぐに順番が回ってきた。窓口では背の高い、モデルのような女性が対応してくれた。こういうことに幸せを感ずるようになっては、オヤジ化がさらに進んだ証拠だろう。
所定の金額をおろし、残りは新たに定期預金を作成しておく。尚、振込みは窓口では手数料がかかるということだったので、ATMに移動して行う。余談だが、TDM900を購入した際は、店に出向いて「ボン」と封筒から現金を出、紙幣を数えてもらったことがある。貧乏人の当方はとても気分が良かった。
さて、次は車庫証明を申請する際に必要な、駐車場を借りているという証明書を発行してもらわなくてはならない。これについてはアパートの管理会社に所定の様式を郵送すればよいのだが、偶然にもその会社は割合近くに所在している。さらに、今日は同期のインストラクターのE氏のレッスンがあり、そのジムは不動産屋の近所だ。ということで、必要箇所を記入して封筒に入れて、その会社のポストに投函しておいた。これで納車がより早くなるかもと期待大だ。もちろん、その日のレッスンも大満足であったと付記しておこう。
こうして、アパート管理会社から書類の返送を待つが、なかなか戻ってこない。金曜まで待ってみたがまだ戻らない。と思っていたら、土曜日午前に速達で届いた。内容を確認すると、このアパートの所有者は神奈川県の人だった。道理で、時間がかかったわけだ。
さて、これを郵送で車屋に送ると月曜日に着いて、翌日警察署に持っていくことになる。そうすると週末の納車が怪しい。しかも、今週は3連休なので、可能ならばその初日に納車を希望したい。ならばと、直接ショップに書類を持って行った。クルマ屋も「入金があってからすぐに整備に入っているので、週末に納車できますよ」と。
結構頑張った甲斐があったよ。ついでに任意保険が更新時期だったので、車両入れ替えと同時に手続きも済ませておく。あと、個人的趣味で「ミッションオイル交換」をお願いしたところ、納車整備メニューには入ってなかったが、交換しておいてくれた。なかなか良い店である。
そして納車当日、洗車して送り出す準備を整えたフィットに乗り、車屋を目指す。相変わらずスムースかつしっかりした足どりのフィットであるが、前述のようにスタータークラッチの調子が悪く、発進時のジャダーが気になる。人間も機械も歳をとると手を入れなくてはならないものだ。
店に到着すると、ピカピカに磨かれた、当方の4輪3号機スイフトが目に飛び込んできた。ああ、あれが俺の車か、にわかに信じられないがだんだんと実感が湧いてくる。そして12年近く一緒にいたFITを送り出すこの悲しさ・・・。
並べて写真を撮り、最後にフロントフェンダーを軽く叩いて「おつかれさん」と今までの労をねぎらった。
納車時のツーショット