08/05/11
今年に入って早々にエンジンの腰上オーバーホールを行った。そうしたら、それ以前に比べて吹け上がりに引っかかりが消え、大変スムーズになった。パワーも全体に上乗せになり、調子が上がった。
しかし、最近また吹け上がりが均一でなくなってきた。まだオーバーホール後1000km程しか走っていない。おまけに信号待ちでエンスト気味だ。
そんなわけで、購入後初めてエアクリーナーの清掃をしてみた。
KDX125は湿式のエアクリーナーを採用しているので、洗ってまた使うことができる。さらにろ過能力も高い。そりゃそうでしょう、埃まみれのコースや林道を走ってナンボのバイクであるから。
早速作業にとりかかる。まずサイドのゼッケン板を外し、さらにシートを外す。このあたりの脱着性の高さはさすがレーサーKX直系の血筋である。さらにビスを4本外してエアクリーナー本体を引き出す。
赤い丸印のビスを外す。真ん中に吸入口がある。 なかなかでかいし、汚れている。
オフ車は排気量のわりに容量が大きい。これは高速の伸びよりも低速のツキに重点を置いているということか?
さらにプラスティックの枠からスポンジを外して、灯油にドブ漬けする。丁度冬に買ったものが余っていてよかった。
スポンジの中と外の灯油の色の違いに注目
やはり、購入後7000km以上走行しているので、汚れているものだね。本来は3000km程で清掃してもよさそうだ。
十分に洗った後、灯油をよく絞り、陽に当てて乾燥させる。その後、2ストか4ストのオイルを少量染み込ませて、組み付ければ完了。
尚、ロード走行が中心となるので、オイルは省略しても問題ないと思うが、オフロードを走る時に心配の種となるので、やはり粘着性の高い、オイルを染み込ませたい。
若干ツキはよくなったが、アイドリングはイマイチ安定していない。インマニのゴム部が劣化してややひび割れていることが原因か。はたまた、排気装置の固着が原因か、良く解らない。
とりあえずキャブをチェックする意味合いで、底部のドレンボルトからガス抜きをしてみた。綺麗なガスが出てきたので、キャブは良好だ。あと、パイロットスクリューも調整しておいた。これは締め込んだ状態から1回転半戻し、アイドリングが安定するように微調整、さらにアイドルスクリューでアイドリング回転数を調整する。良くわからないので、おおよそこんなもんだろうということにしておいた。
多少マシになったかな。