仕事場の方々とツーリング

2022年6月25日


休息場所のコンビニにて
左からCB1100、SR、ドラッグスター250、Vストローム650

0.はじめに

管理人のツーレポはWRTの活動を中心に展開しておりますが、今日は職場の親しい方々とのツーリングをお伝えしようと思います。幸いなことに、管理人には親しくしてくださる方々が見えるので、お誘いをうけることもしばしばあります。大変ありがたいことであり、この場をかりてお礼申し上げます。いつもありがとうございます。

今日は仕事仲間のCB氏主催のツーリングなので、プラン提出等の機長業務はお任せだ。管理人は乗客として参加する。

氏の計画では、7時30分に仕事場の駐車場に集合ということだ。まあ、仕事場までは歩いて10分の距離だからそんなに早く行く必要もないか、いやよくよく考えるとガソリン残量がほとんどないぞ。ということで、集合前にいつものスタンドに寄って、満タンにしておく。今回は40ポンド、18L以上の補給と結構カラになっていたようだ。

1.集合・出発

現地にはちょうど集合時刻頃に到着し、挨拶をする。皆さん既にお揃いであり、管理人が最後に到着した参加者だった、遅くなりました。ブリーフィングで今日の航法の説明を受けて、準備は完了である。

早速、CB1100氏の先導、SR氏、ドラスタ氏、そして管理人の隊列で走行開始する。今日は乗客なので、気が楽だ。それにしても、今日は暑い日だ。先日、遅れ気味に梅雨に入ったばかりだが、少し雨が降ったと思ったら、今度は強烈な猛暑になってしまっている。

そう思いつつ、県道57号線に乗ってで南下し、豊明で国道23号線バイパスにスイッチ。合流地点で加速して、上重原I.C.西尾で矢作川を渡り、順調に走行を進めていく。さて後ろから見ていると、各人とても楽しそうに乗っているのがわかるようだ。いつもは機長で先導することが多いが、乗客で参加するのはまた違った楽しみがある。

ひときわ大きなアクションで巨体を操るCB氏、一方、オフロードを得意とするSR氏はあまり体を入れることはない。また、この春、新入社員として社会人になったドラスタ氏は、アメリカンの乗車姿勢で余裕のクルージング。それぞれのマシン、それぞれのスタイルで楽しむツーリング、これは理想形であろう。

こうして、。終点の蒲郡I.C.まで通しで走行し、ここで国道473号線に乗り換えてから市街地を抜けていく。また、全く縁のないラグーナ前を通過する。意外と海風が吹いており、気分が良い。ダカールのようだ。そして、入浜交差点を左折して、県道31号線を少し北上してから再び国道23号線バイパスを走り始める。蒲郡からこの豊川間は未開通であり、令和6年に開通予定とのことだ。

それはそうと、管理人の場合、夏のこの時期は山方面に行くことが多い。夏=山、冬=海という等式が成り立っているのだが、こうして夏に海に来るのもおつなものだ。海風は涼やかに感じ、日差しの強さもいかにも夏、という雰囲気を盛り上げてくれる。

国道を40ノット程度で快走していくと豊川橋を渡り、渥美半島への接続路である県道2号線や国道259号線が現れる。今日は中継地点がこの先にあるので、ひとまずそのまま国道を直進していく。そして、最初の休息場所である、道の駅 豊橋に到着だ。

ここは2019年に開業したようで、比較的新しい道の駅だ。駐輪場も設けられているので、バイクで訪れても問題ない。今時、バイクの客はアテにされている方だろうから、その辺りもしっかりと考慮されているようだ。それにしても、まだ午前9時過ぎと、休日にしては早い時間にもかかわらず、駐車場は激混みだ。コロナウイルスの蔓延もひとまず山を越えており、人の流れが活発になってきているのだろう。

いやあ、それにしても暑い。水分を摂りつつ、涼しい場所で今日の天候や今週の業務について話し合う。また、新人ドラスタ氏は、所属班が遠いので職場で話す機会はほぼないが、こうして若い人と話すことができるのは貴重である。50になろうとしているオッサンと、20を少し過ぎた若者が気さくに話すことができるのも、嬉しいものだ。


道の駅 豊橋にて休息中
手前からSR氏、ドラスタ氏、CB氏

さて、ここで改めて今日のメンバーを紹介しよう。まず、先導をお願いしているCB氏であるが、マシンはCB1100である。あ、空冷の新しいほうですよ。彼は、車検や整備を自ら行っている積極的DIY派である。また、CBの前はスティードに乗っておられたようで、キャブのOHなども自分でこなし、ダイヤフラムの取り付けに苦労したとのことだ。

次にSR氏だが、他にCBR600、WR250、XTZ125、そして最近、モトクロッサーのYZを購入したという、かなりのバイク好きである。ツーリングはもちろんのことだが、モトクロスのコースを走ることもしばしばあるようである。彼は隣のグループの人なので、ちょくちょく話をすることがあるし、何回かツーリングにも行ったことがある。

そして、前述のドラスタ氏。今年度の新入社員であり、大型自動二輪免許も保有している。今後のステップアップが楽しみな若手のホープである。

そして、管理人、こちらはご存知の通りなので省略と。

2.伊良湖岬へ

再び走行を再開し、県道406号線で南下、国道42号線に乗る。ここからはちょっと南国ムードの国道で渥美半島の先端を目指す。

何回も言うが、今日はメチャクチャに暑い。今は梅雨の真っ只中なのだが、中休みというには暑すぎはしないだろうか。のどが渇くなあと思いつつも隊列を維持して、機首は270°を維持する。

それはそうと、この辺りは遠州灘に面している。つまり、外海に面しているので、意外と波が高いようだ。ということで、サーフィンをするのに適している海だということだ。噂によれば、キムタクがサーフィン専用の別荘を所有していたこともあるとか。その嫁さんの繋がりでのりピーが前夫を紹介されたようだが、その後のことはご存知の通りだ。

管理人は若い頃、のりピーが結構好きだったんだけど、麻薬で逮捕は残念だった。そうなんだよなぁ、俺は女を見る目がないからなぁ。だから前嫁みたいなのと結婚して、あっけなく離婚することになるんだよなぁ。それと比べて、大学時代の友人は「石田ゆり子」が好きだったんだけど、やはり見る目がある。因みに、彼は姉ちゃんと妹がいるので、女というものをよくわかっているんだろうと思われる。だから、結婚歴はなく、独身生活を謳歌している。あ、決してモテないわけではなく、とてもモテるんだけど適度な距離でやめておくのが上手いんだよなぁ。

閑話休題、ツーリングに戻ろう。今日は多くの人がバイクで出ているようで、対向車線を何台ものバイクが通り過ぎる。その中にはカブも多く見られるのだが、なぜかそのライダーはどや顔でこちらを見てくる。我々は仕事場の仲間であり、普段からカブを乗り回して仕事をしている。そう、嫌と言う程だ。それ故に何もうらやましくもないのだが、最近はカブが人気車種になっていて、入手が難しいようだ。それ故に、うらやましく思っている人も多いのだろうか。

そんなことを思いながら、淡々と国道42号線を進んで行く。あまりの暑さからか、先導のCB1100氏が赤羽根地区のコンビニにピットイン。早速水分補給、水分放出をして落ち着く。それはそうと、CBはご存知の通り、最新の空冷エンジンを搭載している。それ故に熱対策などは万全の筈だが、それでも熱波に襲われるのだろうか。それについては、少し足に当たる部分があって、そこが熱いということだ。


コンビニにて休息中の図

右はCB氏、左はドラスタ氏

尚、この赤羽根地区は、元世界GP125ccクラスに参戦していた、上田昇の出身地である。彼は鈴鹿でレースを観て以来、1年程で世界GP参戦するようになったようだ。1991年の鈴鹿ではGP初参戦でいきなり優勝して「シンデレラボーイ」の名を欲しいままにした。その後の活躍もご存知の通りである。

再び隊列を整えて、走行を再開する。ここまで来れば、伊良湖までは30分もかからないだろう。そう思っていると、ヤシの木が並ぶポイントを通過、坂道を上れば恋路ヶ浜、そして日の出の石門を見下ろすことができる高台に到達する。ここ見るのは、2018年の機上以来だろうか。

3.到着

こうして、岬にある駐車場にマシンを止める。いやあ、暑かったなぁ。ただ、海沿いなので、風が吹いており死ぬ程ではない。あ、しまった。帽子を忘れてしまった。管理人は頭髪を極端に短くしているので、頭皮に直射日光が当たったしまうから帽子は必須だ。しかし、無いものはないのだ。

じりじりと照りつける陽にさらされつつ、岬の突端を目指す。途中でちょっと大きめの島が見えるが、あれが神島である。ここは有人島であり、対岸の鳥羽市の所属となるようだ。因みに、CB氏は三重県に縁があるそうで、それで詳しいようだ。


伊良湖岬灯台にて
左からCB氏、SR氏、ドラスタ氏

灯台を横目に進んで行くと、岬のフェリー乗り場が見えてくるので、ここが伊良湖岬だ。あまりにも暑いので、アクエリアスを飲んで冷却する。このクエン酸入りの炭酸のものがなかなか良いので、今年もこれを愛飲している。他のメンバーと日陰で休息をする。

岬からは再び歩き出して、元の駐車場に戻る。この際、SV1000を発見したSR氏が「あ、SVですね」と何の違和感もなく言っている。いや、この型のSVは発売から既に15年以上は経過しているのだが、それを見てすぐに車名がわかるとは驚きだ。思わず「鈴菌ですねぇ」と返答する。いや、かく言う管理人は4輪、2輪共にスズキ車だし、過去には4輪ではワゴンR、2輪でもRF900を所有していたことがあるのだから、立派な鈴菌感染者なので人のことは言えないと補記しておこう。

そんなことを話しつつ、駐車場に戻って来る。さて、昼飯はどうしようか。伊良湖と言えば、やはり大アサリだろう。ということで、軒を連ねている店のうちの1つに入ってみる。しかし、昼時なので満員だ。仕方ないので、隣の店を覗いてみると・・・、なんだ、ガラガラじゃあないか。

ということで「はまゆう」さんで、大アサリを食すことにする。それにしても、何でこちらの店はガラガラなのか、ひょっとしてとんでもない地雷のある店なのか、疑念はあるが引き下がることもできない。それぞれの席に着いて、メニューを物色する。やはり、焼きあさり定食が筆頭だが、焼きあさり・かき定食というものもある。これで1,500円ならば結構お得じゃあないだろうか。SR氏も管理人と同意見だったようで、同じものを注文する。CB氏とドラスタ氏は大あさり丼という、フライの丼を注文している。こちらもボリュームがあり、900円とお得な値段設定がされている。

注文を終えて、今日の午後からの航法などについて話し合う。せっかく渥美半島に来ているので「蔵王山」をリクエストし、そこまでは管理人が機長を引き継ぐ予定だ。因みに、ここで前述の元世界GPライダーの上田昇が、若かりし頃に腕を磨いたという話を聞いたことがある。

それにしても遅いなぁ。20分ぐらいは待っているが、まだ料理が来ないぞ。ははあ、これがこの店がガラガラな理由なのだろうか。そういえば、ホールのオバサンと調理場のおばあさん?は何となく、意思疎通に時間がかかっていたような気がする。ちょっとお年を召されているのだろうか。

何はともあれ、やっと料理がやってくる。おお、焼きあさり、かきが一度に並ぶと豪華だなぁ。いただきます。うん、大あさりは食べ応えがあり、貝の味がしっかりとしている。さらに、ちょっと醤油がかかっていて、これが貝のうま味を引き立てている。かきは調味料はかかっていないが、海水が立派な調味料だ。絶妙な塩加減である。


食事をしながらの談笑の図


管理人の注文した、焼きあさり・かき定食

窓から外を見れば、真夏の日差しが海を照らしてキラキラと輝いている。そこでは、ウインドサーフィンをする人々が見える。いかにも夏の海という趣だ。

4.走行再開

食事も済んで、表に出て午後からの走行を開始する。復路は同じ道は通りたくないので、半島の北側を通る国道259号線を選択する。また、前述の通り蔵王山に向かうが、ここからは不肖管理人が先導機長を務める。

国道259号線を淡々と進んで行くと、いくつかの街を通過する。また、春先に菜の花の畑になるスペースも見られるが、今は農作物を栽培している。季節が違えば同じ場所でも雰囲気はがらりと変わる。

道は海岸沿いに出て来て、気持ちのいい風が吹いてくる。気温は相変わらず高いものの、これで体感的にはかなり変わる。走行を続けていると、馬草口交差点が見えてくるので、ここで県道2号線にスイッチする。ここからも海岸沿いの道を行く。すると、前方には展望台を備えた山が見えてくる。ここが蔵王山だ。冬の空気が澄んだ季節には遠く、富士山まで見通すことができるようだ。

さて、山へのアプローチだが、市街地側からの方が案内板等もありわかりやすいのだが、今回は裏側から行くことにする。恐らく、元GPライダーが好んで走行していたのはこちら側だろう。片浜地区で県道8号を外れて市道を走り、さらに県道399号線号線に乗り換える。この道が蔵王山頂上への道だ。

この季節に来ることはないので驚いたのだが、やけに周囲の草が青々としている。いつもは冬なのでまさに冬枯れだから、その変貌ぶりが新鮮だ。

この区間は3㎞程だが、大小のコーナーを一通り楽しむことができる。こうして、蔵王山頂上に到着だ。ここからは良い景色が見られるのだが、西側を見ると視界がまったく無い。どうやら局地的に雨雲が発達しているようで、かなり強い雨が降っているようだ。これはまずい。


これはまずいぞ

駐輪場にマシンを停めて様子を伺うが、この先数十分以内には絶対に雨雲に入りそうだ。ますますまずいということで、マシンを展望台下の屋根のある場所に移動する。

その後間もなく雨雲が襲来して、強い雨を降らせる。間一髪だったが、何とか間に合った。仕方ないので、ここで雨宿りだ。仕事中だと余程のことがないと雨宿りはないが、今日は遊びなのでゆっくりしようではないか。


雨宿りの図

そんなことを話し合いつつ雨が止むのを待つが、次々に雨雲がやってくるのでなかなか出発できない。結局2時間近くの足止めを食らってしまったが、ここからも管理人先導で16時30分頃には再スタートを切る。

4.走行再開 その2

国道2号線の戻るためにちょっと住宅地を走り、T与太の工場付近に出てくる。ここは前職の業務で何回か来たことがあり、あまり良い思い出はない。L臭すというブランドの車両を製造している工場であり、少し他の工場とは違う。塗装工程で下塗りした塗装面を人間が水研ぎして平滑にし、そこに本塗装を施すという手間をかけている。それ故にこれらの車両は輝きが良いのだ。また、ご存知の方も多いと思うが、このブランドは本家の車両を基にして要らない装備を大量に押し売りするように装着して、やたらと値段を高くしている。その内情を知っていると、これらの車両に乗る人達がヴァカに見えてくるのは、当方だけではあるまい。

こうして、三河湾大橋を渡り、豊橋港I.C.から国道23号線に乗り換える。ここで当方は後方に回り、機長はCB氏に交代する。国道は流れも良く、このペースならば帰宅も楽勝だろう。たた、蒲郡と豊川間はまだ開通していないのでやっかいだ。早いところ開通して欲しいものだが、あと数年はかかる模様だ。

豊川当為I.C.付近で国道は一旦途絶えるが、海沿いはやけに黒い雲がかかっている。あれは100%雨かもね、ということでCB氏は右折して県道31号線を選択する。このまま1号線で戻ることになりそうかな。そう思っていると、急遽コンビニにピットイン。どうやら道を見失ったようだ。そこで、お節介ながら当方が再び先導に戻り、国道1号線に合流してそのまま西進を続ける。この辺りは勝手知ったるエリアなので、まかせてください。

しかし、本宿付近で再び雲行きが怪しくなり、雨が強く降って来る。こいつはマズイと言うことで、松の木の下に入り雨宿りをする。そろそろ晩飯にも良い時間なので、どこかで食事をしてやり過ごそうかと考えるも、雨はそれ程長続きしなかったので走行続行だ。ここからは主宰者であるCB氏に先導をバトンタッチして、地元を目指す。


雨宿りの図 その2

こうして、夜には仕事場、並びに管理人宅周辺に到着したのだが、皆で食事をしていくことになる。となると、いつものお店である「一膳飯店」にお邪魔しする。今日は若いドラスタ氏も参加しているが、ここは量、味ともに良いレベルにあるので、満足していたようだった。

こうして、21時前には解散となる。お疲れさまでした。また、機会があれば、よろしくお願いします。

本日の走行 190㎞