2009年7月4日
くつろぐ管理人とW氏、そしてキリンイメージガール氏
7月4日にツーリングどうでしょうか。W氏からツーリング開催の通知が届いたのは6月中旬。梅雨なのでわからないが、まあ晴れたら行きましょうと待つ事半月。開催前日の天気予報では、翌日の降水確率が80％であった。ということは、10回80％予報を出して、8回1mm以上の雨が降ることになるので、ほぼ確実に雨が降るということだ。こりゃ中止だなと、W氏に問い合わせたところ、仕方ないので中止にということになった。
しかし、当日、窓から日が差し込んで目が覚めた。あれ？今日雨じゃないのか？そこへW氏からどうですかと電話があった。もちろんOK牧場だ。念のため天気予報を確認してみると、晴れで午後はにわか雨になっている。？？？前日の天気予報が変更になることもあるというか、前線の動きを予想することが難しかったということであろう。
ところで、メイン機材であるTDMは先々週にタペットクリアランスの調整に出していた。そして2日前の木曜に作業完了の報を受けたので、早速引き取りに出かけ、代金を支払った。帰宅途中にいつもよりも注意してエンジンの調子を確認してみると、特に3,000r.p.m.ぐらいから上の回転域では、確実にパチパチ音が小さくなっていることがわかる。また、2,000r.p.m.付近のトルク感が若干ではあるが向上（元に戻った）したと感じた。前回のフォークオーバーホールとステムベアリング交換の効果と相まって、TDMは再び新車の性能を取り戻したことになる。まさに、「あ、この瞬間が整備の効果だね」というわけだ。
W氏からの連絡を受けて、早速出発する。今回の集合場所はYG手前のコンビニである。ここを集合場所にすることは今回初めての試みであるが、管理人としては、いつもの香嵐渓のコンビニと大して距離は変わらないので、特に問題は無い。そう思いつつ国道416号を横切り、東海環状自動車道の高架をくぐり、枝下を通過していく。そして西広瀬のコンビニを通過する時、なにげに駐車場を見てみると檀れいのCBR250RRが見えた。オーナーはその横で電話しながらこちらを凝視している。前々回のツーリングの帰りにも、国道41号線でもジロジロと見られたことと言い、一体何のつもりかよく解らない。
その後矢作川沿いの県道11号線を順調に走行して、集合場所のコンビニに到着した。W氏は既に到着しており、朝飯を食していたので、挨拶を交わす。話す話題は当ページのリポートに。いつも暇な時を見つけては目を通していただいているようで、全く嬉しい限りだ。その中で、前回のFazer氏登場の回で「小笠原しぶきを上げて走行云々」と言う記載があったが、それは誰だという質問が挙げられた。これは知っている方にはわけない名前であるが、角川映画の探偵物語内での薬師丸ひろ子の役名である。
ところで、今日の参加メンバーは我々二名だけである。というのも、仏坂峠のハーレー氏は本日は仕事、課長のゴールド・ブレンドを知らずに二年間飲んでいたR1-Z氏は休出ということである。残念だ。ところで氏の近況であるが、先日チェーンがダメになって走行不能になるというアクシデントに見舞われたと連絡があった。結局は知り合いのモータースにレッカーされて修理されて事なきを得たのであるが、とんだ災難であったようだ。
W氏もW650のクラッチが除々に滑る気配が出てきたそうだ。いろいろと考えた結果、結局純正品交換に落ち着いたそうだ。また、リアタイヤもそろそろ換え時で、ビーグルという管理人御用達の店に行こうかなと思案中とのこと。
さて、今日のツーリングであるが、目的は「バイクガイド」という地元の中古車を扱う2輪誌が主催するCIRZという企画に参加することである。これは毎月東海三県の中からある任意の集合場所が選ばれ、指定日時に出向くと個別に写真撮影が行われて、翌月の誌面に掲載されるというものだ。ところでこの企画であるが、以前はラリーに使用するコマ図のついた地図を渡されて、クイズを解きつつ進めるショートツーリング込みのイベントであり、管理人は1993年、1994年辺りはVT250FやGPX750でしばしば参加していた。また、1995年もRF900納車翌月に中津川に行って、マツタケを炭焼きで食べたりもした。結構思い出のあるイベントだなぁ。そうそう、前述のクイズに正解するとポイントが与えられて、年間ランキングを争うなんてものもあったっけ。
また、管理人が四国在住時代にも、地元のMJバイクという似たような雑誌が「写らん会」という、全く同じ趣向のものを開催していた。どうやらこの手の地方誌が読者獲得の為に行う常套手段のようだ。確かに。誌面に自分が掲載されるというのは、ちょっと面白いしね。
W氏にCBR野郎がいたことなどをキッチリと報告し、管理人が先導で目的地へと出発する。因みに今回は長野県にある冶部坂スキー場がイベント開催地である。まずYG南ワインディングを程ほどの速度で抜けていく。休息所をちらりと見やると、オフ車が一台停車されているのみだ。SP2氏は遅れて出勤であろうか？そんなことを考えつつ、YGメイン路を進んでいく。おっとっと、枝葉が多い区間は路面が濡れているし、葉っぱも落ちていて危険な状態だ。北海道を再来週に控えているので、慎重に走行しなければ。いや、そうでなくともメリハリのある走行を心がけていくべきであろう。無事これ名馬であり、帰宅がツーリングの究極の目標であることに変わりは無い。
YG走行が終了し左折して、先日大雨に降られた国道257号に乗り恵那方面へ向かう。この道は中高速コーナーが連続する、谷にある村の田畑を通り抜ける超快速路である。見通しも利いて走りやすいのであるが、以前左コーナーで対向車と接触したのであろうと思われる事故を目撃してしまったことがある。当事者は救急車で搬送されていたが、その仲間の人たちが深刻な顔で話していたことが事故の重大さを物語っていた。改めて気を引き締めていく。
その後、道の駅ラフォーレ福寿の里（モンゴル村）手前で右折して国道418号線へと乗り継ぎ、heading090で平谷へ向かう。途中おなじみの「万光寺」前を通過していくが、この418号に工事中か通行止めかを示すの看板が出ている。しかし対向車もいることから通行可能であろうと走行を続けていく。軽快に低速コーナーが連続する1.5車線の道を楽しんでいると。前方にCB1300の方が見えた。しばらく追い越しをかけるタイミングを伺っていたところ、いきなり路面が川になっている所でブレーキをかけた。？？と思いつつ追い越しをさせていただいたのであるが、ちょっとびっくりした。
ところで、このおよそ30�劼�ら成るYG、国道418号線のコースは操縦技量維持に丁度良い。低速から高速コーナーが次々に現れ、見通しの良いコーナーとブラインドコーナーも混ぜこぜになっているからだ。そう言う管理人であるが、右コーナーがしっくりこないので、意識して走行した。やはりリーン時のホールドが甘いようだ。最初はちょっと腰を入れ気味に膝の内側で傾く車体を支え、リーンが深くなるにつれて体を開いていくようにすると怖くない速度でリーンを制御できるようだ。
その418号を抜けて、平谷で国道153号と交差する。ここは左折して同国道heading360で冶部坂へ飛行していく。この区間はドンドンと標高を上げていくので、それに従い気温も下がっていく。もっともYGあたりでも多少は涼しくなっているのであろうが、冶部坂スノーシェルタに差し掛かる頃にはひんやりとするほどに気温が低下。電光表示では20℃となっていたと報告しておこう。
さて、スキー場が見えてきた。おや、一番南野陽子の駐車場にはバイクがいない。おかしいなと北側の方へ回ってみると、ざっと見積もっても150台以上と思われるバイクが目に飛び込んできた。相変わらずこのイベントは人気があるのだと再認識した。そしてその駐車場へ進入していくと、スタッフが誘導しており、それに従い所定の位置にバイクを停める。写真撮影係の人は一列前の人たちを写しているので、彼がやってくるまで待った後に周りのマシン偵察に出かけることにした。
たくさんのバイクに囲まれてW氏
あっけなく撮影が終わったので、ウロウロしてどんな珍しいマシンがいるかを観察する。もちろんその間にも続々とライダーがやってくる。きっとCBRの奴も来るだろうとW氏と盛り上がっていたことは言うまでもない。そうすると、W氏がある一台のCBR1000RRを発見。そのオーナーと思われる人が、バイクガイド誌のスタッフに「皆勤賞でこれだけかよ〜」とか言って何やら詰め寄っている。
この時、W氏は何かに吹き込まれたようにある出来事を思い出していた。それは今を遡ること数年前のある道の駅での出来事だ。気分良く走行をしてきてベンチに腰掛けて友人と話していたところ、あるオヤジが突然会話に割って入ってきた。
オヤジ：「おい、お前らのバイクはこれか」
W氏とその友人：「そうです」
そう答えるが早いか、このオヤジは友人とW氏の間に無理やり座ろうとするも、W氏の咄嗟の判断で阻止に成功。さすがは査察操縦士、素早い判断だ。だが、それにも懲りずに
オヤジ：「俺のバイクは何かしっとるか？」
W氏：「知りません」
そりゃそうだ。初対面のオヤジが何に乗っているかなんて知る由も無いし興味も無い。氏がそう思っていると
オヤジ：「CBのダブルアールだ！」
と高飛車にほざきやがった。だんだんと不快に思うW氏とその友人であるが、どうやらオヤジは今風に言うとKY（空気読めない）人らしい。W氏は「CB？RR?ああ、CBR1000RRのことかな」と思考を巡らせていると、オヤジは強引に次のステップへ。
オヤジ：「そこにあるで見に来るか」
W氏：「いえ結構です」
そんなん見てどうする。どうせ使えもしないパワーを引き合いに出して加速がどうのこうのと能書きを垂れるに決まっている。ここでも査察操縦士の判断力を目一杯発揮してそそくさと逃げるように出発。さすがである。さらにW氏とその友人はCBオヤジの行動を推測、なるべくオヤジが立ち寄らなさそうなところを休息地点に選らんで帰宅したそうだ。
あーーーーーー（にしおか風に）。あのCBオヤジだぁ！！！！！。これはまずい、かかわり合いにならないようにそそくさと背中を向けて立ち去るが、あのオヤジがどういう走りをしているか興味がある。やはり好奇心には勝てないので、迷彩服を着て、顔を隠すために枝葉を持って前進するが如くにオヤジのCBRのリアタイヤを観察する。どうやらそれなりに走っているようだが、真ん中がツルツルテッカンであったと報告しておこう。
その後は参加者全員の集合写真を撮ってもらい、冶部坂を後にする。ここからはW査察操縦士（氏はどうもこの称号が重いと感じておられるようだ）改め、W教官機長の先導で昼神温泉まで走行し、左折して国道256号へ乗り換える。ここからの区間は清内路峠越えの快速ルートだ。東側から上っていくと前半は高速コーナー中心、下りは低速コーナーの連続だ。W氏は管理人のペースに合わせてそれなりのペースで走行しているので、その勇士をとくと拝見させていただく。上りは無難にクリアしていくが、下りがちょっとすごい。教官機長の腕を垣間見ることができた。
さて、W650はフロントタイヤに大径19インチタイヤを採用している。このためややアンダーステアの傾向が強いのであるが、そこは教官機長。独自にフロントタイヤを上手く、目一杯使って旋回力を引き出し、パワー不足は早めのスロットル開けで対処。まるでリアタイヤがスライドするトラッカーのような走りを考案しており、それを用いて道を下っていく。こちらもリアタイヤに加重して、パワーで何とか面目を保ちつつ背後につけて観察していた。「もうすぐ擦るな」と思っていたら、案の定だ。シュパと砂埃のようなものがステップから突き出ているバンクセンサー棒から舞い上がった。おお、さすがは教官機長、やってくれますね。後に氏は擦る予定ではなかったと言っておられたが、どうみてもあのバンク角では擦りますよ。やはり氏の速さは2ランクは上だ。
この後妻籠宿を通過し、国道19号線へ合流、左折して道の駅きりら坂下へ向かう。19号は単調鶴で、なんだか一気に気が抜けて疲れがでてきた。
そうしてきりら坂下に到着したのであるが、何か変な道の駅だ。と言うのも、なぜか広い敷地のスーパーと併設されていて、雰囲気がイマイチなんだよ。おりしも丁度昼飯時であったので食事をすることにするが、食事処も今ひとつ盛り上がりに欠ける。結局飲み物を飲んで少し休憩するだけにする。
さて、ここで管理人が中学時代に活躍していた、愛知県津島市出身の元アイドル、水谷麻里CDを購入したと話したところ、氏は彼女をご存知であった。普通は知らない人の方が圧倒的に多いのであるが、氏はヘアコロンシャンプーのCMで「コーイ、コロン」というプレーズを覚えておられてたのだ。そのつながりで、W氏の友人であり、管理人とW氏の仲介をしていただいたアフリカ氏は元祖巨乳ちゃんの河合奈保子のファンであったことが八角部屋、でなく発覚。因みに八角親方は元横綱北勝海（保志）関である。
また、氏は南野陽子がお気に入りであったと告白されていた。ところで、前述の元祖巨乳チャンのデビュー曲は「大きな森のちいさなお家」であるようだが、トランペット奏者の桑野信義等が司会をし、大磯ロングビーチから毎年2月頃に放映されていたスター水泳大会で、「大きなお胸に小さなお顔」とか紹介されていたことを思い出したので、それを話したらうけておられた。
全く関係ないが、北海道の上富良野町？に「ちいさな宿 旅の途中」というペンション？がある。ここは丁度ジェットコースターの道の西側の終点に当たり、ここで2006年の北海道ツーリングで一緒だったR1-Z氏にも同様の話をしたところ、好評であったと追補しておこう。
きりら坂下を出発してすぐのところにあるエネオスで当方が給油。今日は出発時に満タンにしていなかったのだ。ところで、燃料1Lあたりの走行距離であるが、320�卅�行して14.8Lであるから、およそ22��/Lであったと記しておこう。今回はタペット調整をしたので、ここからが楽しみだ。
この先も教官機長の先導で、気持ち良いワインディングを走行して道の駅 五木のやかた かわうえを目指すが、どうやら道を間違えてしまったようだ。しかし運良く、同駅を見下ろすことができる場所で針路変更をして、到着することができた。
やれやれ、やっと食事ができるかと思っていたら・・・。ここに至っては食事処も無い、ヘボイ場所であった。来る前はその名前でチョット盛り上がっていたのであるが、完全に外してしまった。W氏曰く「補助金で無理やり建てた東屋だ」と酷評されていたが。まったくその通りだ。どうやらこの周辺の道の駅はあまり良くない傾向がある。
無理やり建てた東屋？にて
ところで、これも全く関係ないが、有名な五社映画である「吉原炎上」の1シーンで、名取裕子が裁判所のような所で警官に尋問される場面があった。そこで警官に東北弁で「ハズス(し）たかぁ〜？どうもお前を見ているとハズスてしまうように思えるんだよなぁ」と言われていた。この「ハズス」というのは、どうも性的興奮で絶頂に達することなのではないかと推測するが、本当の意味が解らないのでご存知の方はご教授願いたい。
仕方ないので、結局は道の駅付知まで走行することになった。ここは大きな道の駅であり、何度も訪れているので昼飯を食べ損なうことは無い。そういえば、初めてここに来たのは今からおよそ7年前の晩秋だった。丁度管理人がバツイチになる直前の頃で、随分と寒く、時雨模様であったなぁ。しかし、天気が良いと確信していたのでカッパを持参しておらず、服も靴もずぶ濡れとなって、仕方ないからズボンを脱いでパンツになってコインランドリーで服を乾かしたという非常に情けない思い出が蘇ってきた。我々はこのツーリングを史上最悪のお間抜けツーリングと命名していることもついでに報告しておこう。
冶部坂ではひんやりとした空気を感じていたが、ここら辺りはなかなか暑い。とりあえず涼しいところで食事をしながら休息する。そして話題は管理人の2009北海道のプランへ移行していく。今年はKDXで出かけるように手はずを整えていると報告し、訪問地をできるだけ絞ってゆっくりとする計画である旨を話した。もちろん林道も走行する予定で、函岳レーダー道路や風烈布林道などのメジャーなところは走りたいと思っている。
それはそうと、W氏は昔ヤマハのTT-R250を所有しておられたそうで、舗装される前の井川雨畑林道なんかも走行したことがあるそうだ。その中で、テネレ660のユウゴさんが轍を乗り越えて遊んでいたら、ハンドルを取られて「♪ブギウギシュワッチシュビドゥワァ〜」とウルトラマンよろしく吹っ飛んでいたことや、雁峰林道で100��/hくらいで走行中に、いきなりタイトカーブが現れてフルブレーキで難を逃れた話が登場した。
また、この昔の愛車TT-Rにも、例のバイク屋のオヤジの伝説がある。これは、TT-Rの累計走行距離が40,000�匐瓩�になった時の事。W氏は念の為にピストンリングの交換を依頼したのであるが、なぜか調子が悪くなって戻ってきたというものだ。バイク屋からは「ホーニング痕も残っており、全く問題なし」という報告を受けていたのになぜ調子が悪くなって戻ってきたか。きっとバイク屋のミスではないかと思ったのであるが、そこはW氏。まずはキャブのセッティングで対処するも、どうしても治癒しない。結局バイク屋に「なんかおかしい」と詰め寄ったが、「250の単気筒なんてこんなもんだて」とまともに取り合ってくれない。それでもなんとか粘ってやっと確認してもらったところ「カムシャフトスプロケへのタイミングチェーンかけ間違い」であったというものだ。どうも、チェーンをかける指定位置が判断に迷うものだったらしい。氏曰く「間違えるのは仕方ないが、すぐに点検してくれよ。勝手に決め付けんで欲しい」と。まったくだ。また、これに類する出来事で、ブロスの調子がイマイチというお客に「400なんてそんなもんだて」とお得意の三河弁で適当にあしらっていたらしいのだが、これも粘って後日点検してもらったところ、アクセルケーブルの取り回しが規定どおりでなく、スロットルが全開位置にならなくなっていたという。やってくれますな、オヤジ。
今シーズン初かき氷
ひとしきり楽しんだ後、管理人はカキ氷、W氏はソフトクリームを食って他愛もない話を続ける。そして、さて、走行再開といきましょうかとマシンに向かったところ、古く、随分と外観のやれたSR500のおっさんに声をかけられた。おっさんは笑顔でいろいろとW650について質問して、さりげなく自分のSRへ話題を移していく。内容としては、26年前に購入した事、鼓動が面白いということ、そして全く故障知らずということであった。しかし、何かが不自然だと感じ、SRをチラ見して機体の状態を探る。すると、驚愕の事実が！！というのは、タイヤに凸マークの中にBSと書いてある古いBSのマークを発見。おいおい、ちっとも乗ってないのではないか？と思ってメーターを確認したところ、累積走行距離は26,000�卍�であった。どうも最近は盆栽化しているSRらしく、それで外観がやれてしまったようだと推測した。故障したことがないと言うが、30,000km弱くらいでは壊れませんぜ、ダンナ。
おっさんとの話は早々に切り上げて、出発。この後は国道256号線を下呂の手前まで走行し、超快走路の県道62号線を行く。ここは高速コーナーの連続で、調整したばかりのTDMはルルルと歯切れの良い排気音を響かせている。あ、この瞬間が整備の効果だね。こうしてTDMのエンジン音を楽しみつつ、ツチノコ館の前を通過。さらには県道68号線で中野方峠を快走。この頃になると、マシンホールドもそれなりに決まってきて、思い切ってコーナリングできる、気持ちの良いレベルになってきた。いや、楽しいっス。
インリン様の棚田を横目に見て、国道418号線でらっせいへ。ここら辺りまで来るとツーリングも終盤なので、２人ともやや疲れや眠気が出てきた。W氏はこのような時に「人間ラムエアダイレクト走法」を用いる。何それ？つまり、眠気が出ると言う事は脳が酸素をより多く必要としている状態なので、ちょっと口をあけて走行風の圧力でもって呼吸の足しにするというものだ。氏曰く効果はあるとのこと。また鼻も通り、一石二鳥ということだ。
道の駅 らっせいみさとにて
（ちょっと夏らしい空が嬉しい）
それはそうと、日陰で休息していると綺麗な、非常に状態の良いXS650が停車してあることに気が付いた。W氏はこの機体は雑誌の売りますのコーナーで、売りに出されているものである可能性が高いと感づかれた。どうも別冊モーサイか、BIKER'S STATIONで見かけたことがあるということだ。
ところで、後者の雑誌、BIKER'S STATIONは非常にマニアックで面白いと思う。だいたいの特集記事はマシンの分解と復元に関することで、車種特有の弱点や、純正部品流用での対処法というものが多い。我々素人がめったに見ることができないところを見せてくれるわけだから、実際に作業しなくとも、その構造を理解したり、取り扱い方を考えたりする場合にはとても有効だ。
この後は県道66号のらっせい街道と国道416号を通り、藤岡のサークルKで解散と相成った。
次回は8月の2週目辺りを目安にツーリングを開催されるとのことなので、よろしくお願いします。
いつも兄貴のようにしていただいているW氏に感謝。
ところで、前述のXSであるが、どうもほぼ確実に売りに出されているもののようであるとW氏から連絡があった。住所が馬籠になっているということがその根拠である。うーん、間違いないと思われるが。
本日の走行 300��