2011年7月14日
残念ながらKを売らねばならないハーレー氏
今年は梅雨入りが5月下旬と例年よりも早かったが、こういう時にはだいたい梅雨明けが遅いことが多い気がする（当方がひねているのか？）。しかし、今年はカミナリが鳴ってすんなりと7月11日に梅雨明けが宣言された。
いつもならばソワソワして出かけたくなるが、今年は休職中であるからイマイチ気が乗らない。ま、金もないし、病院や雇用促進機構の訓練施設通い、トリデニ校作戦の進行と病人としてはそれなりに忙しいので、遊んでいる時間もそうそう無い。
だが、WRTツーリングとなると話は別だ。楽しい仲間とのひと時は何があっても外したくない。ということで、W査察操縦士の企画で400km越えが予想されるロングツーリングに参加した。プラン作成や関係者への連絡などの機長業務お疲れ様です。
さて、当日は前回も参加されたBMW K1200RSに乗るハーレー氏もメンバーに加わった。この為、「集合はわかりやすい大きな施設に」ということで、「道の駅 しなの」に8時30分となった。ところで、ここは旧「品野陶磁器センター」と呼ばれる施設であり、当方が大学生の時は、「陶磁器を売る店プラスアルファのしけた場所」であった。また、当時はバスに乗って、ここの前を通り通学したものだ。あれから15年の歳月が流れたが、思考回路や行動様式は当時のままと言ってもウソにならないだろう。つまり、子供だということだ。
そんなことを考えながら、トリデニ校作戦の時に「もたつく」と言われる交差点での発進前の確認や、加速方法をイメージしつつ上記集合場所へ向かう。そんなことをしているものだから、本当にもたついてしまい、5分遅れの8時35分に現地到着となった。すいません。
既に他のメンバー3名はくつろいで、当方の到着を待っていた。マシンから降り、挨拶をして話に参加する。さて、この話の内容がちょっと衝撃的で、「ハーレー氏のBMWは車検継続の許可が（奥方から）下りず、泣く泣く売却」ということだったのだ。以前チラリと聞いていたことだが、まさか現実になろうとは。「そんなことなら、当方が実費＋飲み物代で車検を通してきますよ」と提案してみるが、「そういう問題じゃあないんだ」とハーレー氏。つまり、ハーレー氏がバイクに乗っていることそのものが、奥方にとって気に入らないということだ。なるほど、確かに、理解できなくもない。全くバイクに乗らない人（特に女性）から見た場合、とても危険に見えることは言うまでもないし、実際に肝を冷やすこともしばしばだ。心配であるだろうからこその発言と思われるが、男には自分の世界が必要だ（どこかのアニメの主題歌に出てくる句だ）。しかし、相手が奥方とあっては逆らえない。気に入らないものは気に入らないということで、説得のしようもないですからなぁ。
しかし、ハーレー氏としては「バイクを辞める気は全く無い」そうだ。全く当たり前の話である。ということで、250�佞覆蕕髪�方にゴリ押ししてで渋々許可を得て、イントルーダー250という玉数の少ないモデルを行きつけのバイク店「モトスポ」で探してもらっているということだ。しかし、実際にそれが手に入るかどうかは別の話だ。というのも、この店の店主は自分の好みへ客を誘導し、それこそゴリ押ししてくるのだ。もっとも悪い人ではなく、よかれと思っての所作なのだろうが、「買うのは俺なんだけど」と思わざるを得ない。ということで、ということで、どうなるか解らないとのことだった。
今日はW査察操縦士が自ら先導気機長を務め、新規開拓路を紹介してくれるとのこと。氏からは昨年も、ひるがの高原のやまびこロードや、国道418号線丸山バイパスなどの快走路を教えていただいたので、楽しみだ。まずは国道363号線で品野地区を通り抜け、当方が卒業した名古屋学院大学下を通過していく。いまでこそ東海環状道が開通したりして随分と発展したようだが、当時は陸の孤島で、入学試験時も「ここに決まったらちょっと面倒だ」と考えていた。だが、結局そこへ通学することになり、無類の友人に出会えたりしたので結果ヨシノチャンである。
この後ぐんぐんと坂を上っていき、数kmのワインディングが終わると岐阜県に入る。ここからは比較的カーブの少ない道が続いていくので、朝のひんやりした空気を切り裂いて50ノットオーバーで突っ走る。
そして、柿野温泉前で県道19号で変針する。ここからも適度なコーナーが続いていく快走路で、メンバーの方々も右手にも力が入っていることだろう。ところで、今日の管理人のポジションは3番目乗客である。こういう場合、R1-Z氏とW氏が先行して見えなくなってしまうのだが、今日は割合と穏やかに事が進行していく。
そしてさらに、土岐市から国道19号線へスイッチし、少々市街地を走行してから国道21号線へ乗り換える。そこから道の駅 志野織部を通過して、昨年通った県道361号線も見送り、小さな商店がある所を右折する。「お、ここが檀れいの新規開拓路か」と期待しつつheading030で速度を上げていく。この道は農道であり、「御嵩エコーライン」と看板が出ていて交通量も少なく、高速コーナーが連続する快走路である。加えて、大型車があまり通っていないのだろう。舗装状態も良い。ただちょっと道幅が狭いところが惜しい倉科カナである。この娘は割と地味な存在で、どちらかというと脇役で活躍しそうな気がしていたが、朝の連続テレビで主役をやってしまってボロが出たのか、最近あまり見かけなくなった。当方が知らないだけか。余計なお世話とはこのことだろう。
梅雨明けしたばかりの青い空、目眩を起こしそうな程強い日差し、いかにも「夏」という感じである。当方はこういう夏が大好きだ。そんなことで、農道走行を終えて、県道366、358線と繋いで丸山ダムの堰を右手に見て小さな吊り橋を通過する。ここは昨年も訪れており同じことを記載したが、このダムの目的の一つは、当方が住む地区の愛知用水の取水量を調整するダムのようだ。因みにR1-Z氏とW氏の地区はそれぞれ別水源から水を使用している。
ちょっと狭い道を通り、国道418号線に乗り換えるとまたまた超快走路が待っている。ここは国道418号線でも丸山バイパスと呼ばれる道だ。そして、次々と高速コーナーを抜けて新旅足橋（たびそこばし）で停車する。W氏は「今日はここで景色を見たかった」ということで、休息ポイントとして計画していたようだ。
少し話が逸れるが、ハーレー氏のヘルメットはOGKのジェットヘルだが、モトスポのおやじが「どうせそんなに走らんのだからこれで十分」と言ったので購入したそうだ。これに対して当方が「さすがモトスポのおやじ。客を見切ってますねぇ」と合の手をいれたところ、なぜだか笑いのツボに入ったようで、お茶を吹いてしまっていた。申し訳ないです。
こうして皆ちょっと興奮気味に、見事なVの字になった谷にかかる橋へ向かう。W氏の解説によれば、ここは高さ200mの所に橋が通っているので、「名古屋のアナログテレビ塔よりも高いんだよ」とのこと。すやの栗きんとんも「高いよ！」。この発言はドルー氏が当方へ向けた発したものだが、推測するに「お前みたいな貧乏人には買えまい」という悪意があったものだろう。もちろん、他のメンバーもそう思っていたようだ。
それにしても超高い場所に吊りではなく、コンクリートの橋げたに支えられた構造の橋がかけてあり、さぞかし金のかかったことだろうと思う。ハーレー氏も「ぜんぜん使われていないなぁ」と税金の使い道に疑問を持たれていた。
帰宅後、このリポートを書きつつWIKIPEDIAで調べてみたら次の通りであった（以下引用）
・新丸山ダムの完成により洪水時に冠水する恐れがあること
・加茂郡八百津町（岐阜県道353号篠原八百津線分岐点）から恵那市（笠置ダム付近）までの約17.7kmが災害により年間を通じて通行止めであること
・橋脚の高さは約100m（101.0m・93.5m）に及び、旅足川から橋までの高さは約200mに及ぶ。中央支間長は220.0m
・連続ラーメン箱桁橋としては最長クラスである。
（以上引用）
なるほど、一応理由があって高価そうな橋を建設したということか。それにしても「連続ラーメン箱桁橋」って何？さらに調べてみたら、次の通りだ（以下引用）。
・ラーメン橋（ラーメンきょう）は、橋梁形式の一つであり、主桁と橋脚・橋台を剛結構造としたものである。ラーメンは『骨組み』を意味するドイツ語のRahmenに由来するもので、
英語ではRigid frame bridgeと称する。
・橋梁の主桁は、荷重の作用や温度変化の影響により、伸縮や回転などの変形を起こす。そこで、主桁と橋台・橋脚の間には支承と呼ばれる伸縮や回転を吸収する部位を設けるのが一般的である。これに対しラーメン橋は、この支承を設けず、主桁と橋脚や橋台を剛結する橋梁である。
（以上引用）
なるほど、要するに部材をリジッドマウントして剛性を高めたということね。多分材料が進化して温度が変化しても、荷重が加わっても変形しないものができて、こいういう構造が可能になったわけか。当然部品点数が減るからコストが増加することはなさそうだし、強度的にも高いことは間違いなかろう。
さて、我々よりも先に橋の中央に到着したW氏は、ワイヤーの柵から首を出して眺めを楽しんでいる。これに対してハーレー氏が「おいおい、大丈夫か」とややビビり気味であるところが走りのスタイルに反映されているようで面白い。
谷底を眺めるW氏
そして、R1-Z氏から「鳥人間コンテストに使われたら怖いな」と別な角度から話が切り出された。御存知、お盆に放送される自作の機体で琵琶湖を飛び、その飛距離を競う大会だが、飛行機というと当方が黙っていない。金がないし、労力をかける根性も無いので出場することはなかろうが、「自分ならT尾翼の飛行機で挑戦したいなぁ」とマニアな持論を展開する。要するに歌謡曲「夢のジェット機」でおなじみにのボーイング727型機や高知空港の胴体着陸で有名なボンバルディア DHC-8 Q400型機のように、水平尾翼を垂直尾翼の上に置き、離陸性能を高めれば飛距離も伸びるのではと考えているわけだ。もっとも、構造的に強度を出すことが難しいと思われるので、今までのコンテストでそのような機体を見たことはない。
さらに、お決まりの「昔はまともに飛ぶ機体が少なかった」というところへ落ち着く。そんな機体でこの谷へ飛び降りたらまさに「まっさかさま」であろう。でもここで大会が開催されれば出場者は皆必死になり、確実に飛行できる機体を製作してくることと思われるので、超ハイレベル・ハイコストな争いになることが予想される。ただ、事故があったら洒落にならないので、100%、いや1,000%開催はあり得ないはずだ。
ひとしきり橋を楽しんだ後、県道353、402号線で坂折の棚田へ向かう。狭い道1.5車線の道を慎重に走行していくと、眼前にぱっと棚田が開けて見える。ここは青々とした稲がさんさんとした陽をうけて、いかにも成長してますという感じだ。いやぁ、日本の夏だねぇと一人で悦に入って独り言をいう。
坂折の棚田にてメンバー各位
（前方の山は笠置山）
さて、マシンを路駐するのはちょっといやらしいので、ドルーには曲がれそうのないUターン気味の細い道へ入り、駐車場に向かう。おおっと、冗談を言っている場合じゃあないぞ。ここでコケたら洒落にならんな。
この後、日差しがあまりにも強いので、一軒だけある小さな店に入る。すると、すかさずお茶をだしてくれたので何も買わないわけにはいかず、アイスを購入。そこでさっそく「アイスナメナメだ」とW氏から突っ込みが入る。氏はいつも当方のリポートを詳細まで目を通しているようで、当方の文体なんかもすっかりと覚えている。いつもありがとうございます。
アイスナメナメのハーレー氏
そして、「アイスナメナメ」店の人と話をして休息する。「この辺りは田んぼを渡ってくる風が涼しですねぇ」と振ると、「慣れるとそれでも暑い」ということだった。なるほど、W氏の「95馬力にも慣れてしまった。加速が頭打ちになるともう終わりか」という発言と同じ事だ。そして話は、テレビ番組「田舎に泊まろう」でインリン様がここへ来たという方向へ向かう。今日はV字の谷を見たり、M字の開脚に関連したりとVMの日になった。因みに「フォルクス・ワーゲン」はVWである。
話が逸れたが、この話題に対して店のおばさんは「あの日は（インリン様が）体調が悪くて、ご機嫌が良くなかった」と渋い顔をされていた。当方は放送を観ていないが、W氏は「そんな風には見えなかった」とのこと。また、内容的にも「こういう設定でお願いします」という、いわゆる「やらせ」もけっこうあったようだ。そりゃそうだろうなぁ。ところで、この手の「やらせ」では、「ご縁です」という似たような番組でも行われていた。それは、当方行きつけの、近所の床屋の大旦那が「頑固おやじ」に仕立て上げられていたというものだ。大旦那曰く「まさにやらせだった」と。これだから最近のメディアは特に信用できない。
一息入れて体力が回復してきたので、棚田を見ながら坂を下りて県道68号で、御存知の方峠を走行する。徐々に高度を上げつつ、直線ヘアピンの繰り返しである南側斜面を回想する。この状況下で、W氏はもちろんアクセルを大きく開けて加速していく。当方も馬力的には10馬力しか違わないTDMで挑んでいくが、まったく歯が立たない。それどころか、いつものように250�佞�R1-Z氏のテールを追いかけることも必死の状態である。一方ミラーを見て後方を確認してみると、ハーレー氏はK1200で余裕のコーナリングである。あれならどれだけ走っても疲れは少ないだろう。
ところで、BMWの4気筒車は最近は横置きクランクだが、ハーレー氏の機体は縦置きクランクだ。ここでピンと来る方は結構なマニアだろう。「その通り！」（故児玉清氏の名セリフ）、アクセルのオンオフ時にクランクの回転速度が変化する時に、少々グラグラするアレだ。また、クランクの回転その物の重量慣性も影響してくる。そんなこんなで右と左で寝かしこみやすさが変わってくるんだなぁ。もちろん、直進時なら全く気にならないということだ。
休息時にW氏が「あ、やっぱりタイヤが左右で残りが違いますねぇ」と発言したので見に行ってみると、タイヤの接地跡の幅が左右で違う。基本的にコーナではアクセルを開けていくので、車体はクランクの重量慣性で（実際は駆動装置、補機類などの関係もあるのでもっと複雑）左側へ引っ張られているので、右が微妙に寝かしにくいようだ。少し余っている。まあ人乗り方などでタイヤの使い方もことなるので、一概には言えないが、一般的な傾向ではこういうことになるのだろう。
一方、R1-Z氏は常に全開走法だ。そしてコーナー突っ込みは軽量な車体を活かして凄いスピードで進入していく。こういう場面に出くわすと、「バイクはやはり腕がモノを言う」という事実をひしひしと感じる。それに対して「軽いから有利なだけさ」とか「バイクが引っ張ってくれる」などと謙遜するも、やはり操縦者はR1-Z氏であり、W氏である。
こうして県道68号線から、白川口地区で国道41号線に乗り、heading360で飛騨川沿いに走行を続けていく。
全く関係ないが今日は木曜日だ。当方等が属する自動車業界は7、8、9月は木曜と金曜に公休日が変更された。檀れいのピーク電力使用量の分散化が目的だが、穿った見方をすれば、「原発を必要と思わせるために、不便に感じさせる行政の作戦」ではなかろうかと思う。また、業界自体もエアコンの電気代を節約でき、「休日の電気料金体系で経費を節減できる」とウハウハなのかもしれない。どうせ偉い人は涼しい所でゴルフか、エアコンの効いた部屋で懇談しているのだから。
こうしてタルイ国道走行が続いていくのだが、R1-Z氏の走行ラインが不安定になってきた。いつもの「タルくて眠いよ」の印だ。だが、幸いにも隣が川になっていて、涼やかな風が吹いてくる。こうしてなんとかタルさにも耐えて、国道256号線でheadingを270へ変更して郡上を目指す。途中カヤバの工場があるのだが、ここも休業日のようだ。そりゃそうだ、自動車用のダンパーユニットを製造しているからね。さらに岩屋ダムの入口を超えて、和良地区を超えるとカーブのRが徐々に小さくなってくる。そして郡上の市街地へ降りる直前は「ステップガリガリ区間」だ。これはW氏がW650時代に、いつもここでステップをガリガリさせて、当方を驚かせていたことに由来する。あれは心臓に悪い。転倒かと思わせる音だった。
このガリガリ区間を超えればいよいよ郡上の市街地だ。今日は土用の丑の日が近いのでうなぎを食することにしているのだが、W氏が食べログで「吉田屋美濃錦」という店を発見していたので、市街地をさまよいつつ店舗を探すことに。ここで多少土地勘がある当方が、一旦機長業務を受け継ぎ市街地を回ってみるが、なかなか見当たらない。一旦サンプル屋の前でいろいろと検討してみる。ってこの段階で既に100m程「美濃錦」を通り過ぎていたのだ。しっかり見ておけよと突っ込まれそうだが、そこまで詳しくは知らなかった。さらに徘徊を続けていくと、マップルに載っている魚寅を発見。ここはどうかなと話し合っていると、向かいにある眼鏡屋のおじさんが出てきて、「美濃錦の方が店がでかいのでゆっくりできるよ」とアドバイスをいただいた。魚寅も目の前の店にそう言われたのではなんか期待できないので、教えられた道を行く。すると先ほどのサンプル屋の所へ再びやってきた。そして店はそのすぐそばであったのは前述の通り。なんともはや。
ちょっとここでよい話を。我々が美濃錦の南100m付近でルートを検討していた時、地元の小学生が通り過ぎ様に「こんにちはぁ」と挨拶をして通り過ぎていく。こちらもやや驚きつつこれに応えるが、観光地の学校ではこんな「もてなしの心？」まで教えられるのだろうか。はたまた、旅館かホテルの御子息で、そういうことに慣れているのだろうか。いずれにしてもなんだかホッとする瞬間だ、
さて、岐阜の山奥に来たとはいえ、今日は日差しが強烈でしかも暑い。さっさと店内に入りメニューを見ると、お重は2,500円前後の値段が付いている。そこで皆は「うな丼ご飯大盛り（1,850円）」を注文する。ところで、うなぎといえば、今年はシラスウナギが不漁で高騰しているようだ。先ごろR1-Z氏が新城の「マルイチ食堂」へ行ったところ、大幅に値上げされていたそうだ。この先うなぎが食べられなくなるのかと危惧していたが、先ごろマリアナ海嶺あたりで卵が発見されたそうだ。もしこの先、そこからの養殖に成功すれば値段も安定すると思われる。かなり期待したいところだ。関係ないが、たまご様をお生みになったのはプロレスのインリン様だ。ロケで機嫌が悪かったのも前述の通り。
さて、少々待ったがうな丼が肝吸いと一緒に運ばれてきた。やはりうなぎには肝吸いだ。前述の「マルイチ食堂」は大衆的な店なので、味噌汁がついてくる。この点が残念だったとはR1-Z氏の談。こうして丼のふたを取ると、フワッと良い香りが飛び出してきた。
さっそく食べてみると、もちろん炭火焼のようで、サクサクふんわりである。たれも無難な味で、量も結構ある。お値段相応に良い店だ。そして大きな肝の入ったお吸い物がまた良い。くどいが、うなぎには肝吸いだ（W氏へ告ぐ。これをお気に入りにしないで欲しい？）。
うな丼と肝吸い
味、量共に満足した後、わざとらしく今後のルートをW機長に確認してみる。するとW氏も笑いながら「大和からやまびこロードでひるがの高原を抜ける」と話してくれた。さて、大和といえば、デスラー総統だ。「ヤマトの諸君」は当方の好きな句であるが、「ヤマト」という所からすかさずW氏に「管理人さんの好きな句ですね」突っ込まれた。後々考えれば、「何のことかね」とごまかすべきであった。
また、先日のデイトナ社でのバイクガイド誌のイベントの様子が掲載された号が先日発売されたのだが、いつも会場や誌面上でえばりちらしていた「こう」なる人物が非常に無難な、おとなしいコメントしか記載していなかった。それに対して当方が「ついに奴も悟ったか？」と発言したら、W氏も「ジレラサトルノが高速のI.C.付近の店に放置されていた」と切り返してくる。氏も完全に当方の思考様式にやられてしまったようだ。
そのジレラサトルノであるが、かなり話題になったバイクだが、今思えば全く大したことないバイクだ。グースがこれを真似たマシンかと思われるが、こちらの方がよほどできが良い。サトルノは「イタリア製で少々造詣が良い」ということでしか売れないバイクだった。
そんなことを話ながら店から出る。それにしても今日は暑い。美濃錦の店内はエアコンが効いていて快適だったが、外は爽やかとは言え非常に日差しが強い。そこで当方が、向かいにある「かぼちゃのがっこう」なるところで「アイスナメナメしましょう」と半ば強引にメンバーを引っ張る。そして、ここでかぼちゃソフト350円を購入するが、ちょっと普通のものとは違う。というのも、加納典明（店名）のようにカボチャが入っていることは視覚的にも味的にもすぐに気がつくのだが、どうやらクリームチーズも入っているようで、かなりイケテイル。これは、昨年当方が北海道の「道の駅 雄武」で食した発酵チーズ入りソフトに似ている。チーズはもともと牛乳から製造されるのだから、旨くて当たり前だと言われればその通りだが、なかなかそういうものはお目にかかることはない。
また、この店は何かのグルメ番組が取材に訪れているようで、色紙などが貼られている。
かぼちゃのがっこう前にてポーズをとる R1-Z氏、W氏
腹もいっぱい、かつ、甘いものでエネルギー補給も済ませて午後の走行の準備が完了した。引き続きW機長に先導をお願いし、以下副操縦士をR1-Z氏から受け継いだ管理人、同氏、ハーレー氏の順で、国道156号線をheading300で走行していく。
国道走行はタルいのだが、岐阜大和まではたいした距離はないのでちょっと辛抱していこう。さて、その岐阜大和は当方のリポートに度々登場するアンマキ氏の出身地だ。彼女は当方のノートをよく写していた。でも結局それ以上の関係にはならなかったのだが、それで良いと思っている。その後彼女は留学に出かけ、当方等は一足先に卒業した。そして、そこから先は全くの消息不明なのだが、きっと彼の地で外国人と結婚してうまくやっていることだろうと思う。因みに当方と結婚していたら、焼いた餅にしょうゆをつけ海苔を巻いた食べ物になってしまうので、これでよかったのだ？いやいや、当方と釣り合わないだけだ。
さて、そのアンマキ氏であるが、友人の梅沢氏に言わせると「体は最高だが、顔がそれに釣り合っていない」と。確かに、ブスではないが、均整のとれた女性的体型と比べたらちょっと見劣りするかも（とっても失礼だと怒られそうだ）。う〜ん、返す返す惜しいことをした。
そう考えていたら、W氏が速度を上げてきた。いよいよやまびこロードへ乗り換えて、スポーツ走行開始である。さて、この道のみならず、時々道の真ん中に茶色の帯が続いている場合がある。これはW氏が郡上で解説してくれたのだが、「タンニン」という枯葉の色素が路面に染み込んだもの」だそうだ。「管理人さん、砂ではないので、安心してよいです」と教えてもらった。W氏はこういう自然現象ネタには滅法強いので、いつも感心してしまう。あと、野鳥についての知識量も群を抜いて豊富だ。さすが山の学校へ通っていただけのことはある。
こうして安心してやまびこロードを40ノット、時に50ノット越えで快走していく。そのやまびこロードであるが、基本的に林間を通るも「牧歌の里」辺りでは、畑の真ん中を青い空に向けて突き進んでいくように見える場所がある。まさに牧歌的景色であり、当方は好きだ。それとは関係ないが、R1-Z氏は1年程前からマラソンチームに所属しており、この「牧歌の里」で超悪天候の中をレースをしたことがあるそうだ。あまりの悪天候で、中には記念撮影だけで帰ってしまったチームもあったらしい。その中を出場（させられ？）・完走した氏はさすがである。また、この冬には鈴鹿サーキットをマラソンで走ったことがあり、こちらも無事完走されたそうだ。そして「バイクや車はすごい速度で走っているが、ものすごいアップダウンの激しい難コース」と評されていた。
さらにやまびこロードを快走していくが、残念ながら遅い4輪車につかまることもしばしばだ。しかし、こういう事態を処理するW氏は特にカッコよく見える。というのも、先日当方に伝授いただいた、直線では車間を開けてコーナーで差を詰めつつ、次の直線で一気に抜き去るという技を披露してくれるからだ。当方も自分が先導機長と仮定してアクセルを開けるポイントを探ってイメトレをして、これを楽しんご。ドドスコスコスコ・ドドスコスコスコ・ドドスコスコスコ・ガソリン注入。出光です。ごめん、ジョモは嫌いなんだ。消滅したからいいけど。
ひるがの高原に到着したので、いつものスタンドで当方以外のメンバ−は燃料を搭載をする。皆さん、いか程の量を搭載しているのかと見てみると、R1-Z氏が28ポンド、W氏は25ポンド、ハーレー氏は40ポンド近く補給している。さすがはBMWである。
返す返す売却が惜しい、ハーレー氏のK1200
そしてこの後、国道156号線から158号線へスイッチし道の駅 桜の郷荘川で休息。駐輪場にマシンを止めると、汗が出てくる。1,000m級の高原にいるとは言え、日差しは強い。さっさと日陰に避難し、水分補給を開始する。ひとまず500mlのスポーツドリンクを3分の2ほど一気飲みすると、またまた汗がダラディエ。こうしている間にハーレー氏は土産物を選定している。W氏曰く「ハーレー氏も家に手ぶらじゃあ帰れないのだろう」とやや同情していた。
さて、今日はなかなか良いペースでワイディングを快走している。また、先ほどのウナギ屋「美濃錦」を探す時に少々手間取ったことから、当方が「なんでうなぎ屋をちゃんと調べておかんだ。何をモタモタしとるだぁ」とドルーネタに点火する。恐らく彼はこう言うに違いないと。そこで当方なら、「文句言うならあんたはコンビニで何か買って食っとけばよいだろう。我々は店を探してうなぎを食べるので、一時間後に集合しましょう。はい、行こ」と言ってやると一同に話したら、W氏も「ひでぇなぁ」と言いつつバカ受けである。我々は以前にそういうことをされたのだから、復讐法に則りそのくらいはしてもよかろうとやや過激な発言もしてしまった。そのついでに、「今度会ったら、はい、行ことは言わさない。こっちが先に言ってやる」と発言したら、またまた大うけであった。もっとも、もう二度と会うことはなかろう。
DYDOの柚よろしで水分補給のW氏
こうして、休息で体力を回復した後、マシンに戻って機体チェックをしつつ出発の準備を整える。今日は路面温度も高いようで、R1-Z氏のタイヤがかなり溶けて「ねちねち」になっている。「ねちねちというと、やっぱり海援隊の「あんたが大将」で登場するこの句、「あんたの嫌味のねちっこぉさぁ〜」である。因みにこの「海援隊」の歌をカラオケで歌おうとしていたら、オークラ氏から「海綿体を歌うのは誰だ」と突っ込みが入った。いやいや、当方ですけど、「海援隊」ですから。
ここからはW査察操縦士の指示で、当方がコントロールを担当する。また氏は最後尾にて走行しいるので、お馴染みの査察編隊である。
まずは、眼前の国道158号線に乗り、heading120での1000m級の峠をウネウネといくつも越えていく。そして、その度に暑さから解放されて涼しくなるが、峠を下るとまたすぐに暑くなる。バイクは風を感じるとよく表現されるが、当方は「空気を感じる」が適切な表現ではなかろうかと思ている。
ここで「風をきる」に関して面白いシャレを一つ。あるページにリターンライダーへの助言をされる項があった。そこでは「バイクに乗ることの厳しさ、危険性などを考えて適切な車種を選んで乗りましょう」という記載があり、『ちょい悪おやじを気取って、風をきるなんてくらいでは「風邪をひく」のがオチだ。私はひきません。何故って「バカだから」』（以上筆者要約）なんてことが書いてあった。いつもタイヤ交換をするショップのおやじさんも「最近のリターンライダーはいきなり隼だR1だCBR1000だ、そんなもんばかり買ってまうで続かんのだわ」と車種の選定の重要さを説いていた。
こうして刻々と変化する「空気を感じ」つつ、せせらぎ街道こと県道73号線に入ると、徐々に道がうねり始めてくる。ところで、出発前にR1-Z氏から「取り締まり注意」のアドバイスを受けていたことを思い出し、常に直線では道路左にコーンが立ててないか、パッシングする車両はないかを確認してやや抑え気味の45ノット維持で走行を続けていく。氏の「カン」は結構鋭いので、あてにしている。
注意を払いつつ、コーナーをいくつもちぎりつつ、時にアクセルを大き目に開けて加速を楽しんだり、時にやや抑え気味に速度を落としたり、メリハリ走法で林間の道を走り抜ける。途中でトヨタインプレッサ WRTが前方に見えたので、「これは好都合なペースメーカーだ」と距離を保ちつつ走行していたら、あっさり道を譲られてしまった。あらら、結局先頭だよ。
やれやれ、マイナスイオンでも楽しみつつのんびりいくか、という感じで道の駅 パスカル清見に到着した。
道の駅到着後、査察機長から「管理人氏結構飛ばしてましたね」と突っ込みが入るが、「一応道路左側にコーンが置いていないかを常に監視してましたよ」と返答した。「取得免種が多いから気をつけましょう」、と全くその通りである。
そうこうしているうちに、ハーレー氏はかき氷を購入してきていて、風流に暑さをしのいでいる。。当方はジュースではなく、今回はお茶にした。今日は500mlのペットボトル3本目であるが、いくらでも水分が入っていってしまう。
ところで、ここは普段は駐輪場がいっぱいで交通整理がなされるほどであるが、今日は平日なのでガラガラヘビだ。というのも、前述のように、当方等の自動車業界は木、金曜日が公休に変更されているのだ。「んー、平日休みもたまにはよいかも」とはR1-Z氏の感想だ。
ガラガラのパスカル清見にてR1-Z氏、W氏、ハーレー氏
さて、ここでの話題はハーレー氏の次期マシンである。一応奥方は250�佞覆�O.K.を出しているそうなので、K1200を売却して、その売値で買える250�佞鯒磴Δ修Δ澄�その筆頭がスズキイントルーダーということなのだが、W氏はしきりに「アメリカンは飽きるからロードスポーツが良いですよ」と説得しているが、ハーレー氏は「アメリカンでゆっくり走りたい」ということだった。今までの経緯から判断すると、当方も個人的にロードを薦めたいが、こればかりは当人の希望を最優先すべきだろう。
また、話はW氏のモンスターへ移る。当方が先日タイヤを交換した「ビーグル」のオヤジが「片持ちドカはアクスルナットの締め付けが難しい」ということを言っていた旨、氏に報告したのだが、「買った店に頼むのが無難だろう」という結論に落ち着いた。これは、ナットがデカ過ぎて、スイングアームとの接触面がとても多くなってしまい、締め付けトルクが不足してしまうというものだ。この結果、スイングアームに開けられている穴が、加減速時の力で動いてしまうリアアクスルで「楕円」になってしまうというものだ。
この片持ちアームは剛性の適正化と軽量化に貢献しているので、走りにはプラスなのだが、こういう販売後の不利益を被るという側面もある。どうも最近のバイクは余計なものを盛り込んであるように思われる。確かに、マシンとして進化することは必要だが、公道バイクとして、整備性を犠牲にしてまで極限での性能を上げる必要があるのだろうか。また、それはそれとして、もっと基本的なモデルを充実させていくことがバイク業界の再建には必要な事項ではないだろうか。
通常ならばここからさらに、せせらぎ街道を下っていくのだが、今日はちょっと変則的なルート設定となった。また、コントロールは再びW査察操縦士にお願いする。まずは国道257号を50ノット付近
で快走し、途中で県道431号線に乗り換えて、道の駅 馬瀬美揮の里を目指す。ここは温泉があり、また温泉の源泉も購入できるようになっている。
だか、今日は温泉を横目に見ながら通過し、岩屋ダム湖畔路へと突入していく。ここのワインディングはS字の切り替えしが多く、さらにその2個目の奥が深くなって回り込んでいる場合が多い。これにより、ややリズムが乱れがちになってイマイチ乗り切れないこともあるのだが、ラインをワイドに使いつつ、コーナー手前で少し多めに減速をして、2個目のコーナーは速度を調整しつつアクセルオンへ持っていくとやりやすい。
そう考えてはいたが、W操縦士はすぐに見えなくなってしまった。予想はしているが、いつもながら氏の走りはもう手が付けられない。コ・パイの当方は以下2人を従えて走るが、後方からR1-Z氏が追い上げてきているので、いつインを差されるかと気が気でない。
おっとっと、ブラインドコーナーを立ち上がると川ができている所もあるぞ。また、所々で路面が凸凹になっている場合もあるし、中央線を割ってくる4輪車もいる。やっぱ公道は安全に限りますな。そう思って自分の速度を維持していると、W氏が遅い4輪車に捕まってスローダウンしているのが見えた。快走もここまでで、ひとまず4輪について20ノット維持である。
さて、これで終わりかと思っていたが、そうは問屋が卸さない。我々の圧力（別に圧力をかけているわけではない）に負けて、4輪車はたまらず路肩に避けて道を譲ってくれた。再び快走モードに入り、残りのワインディングを気持ちよく消化していった。
こうして国道256号線に入る手前で、メンバーの離脱ポイントを確認する為に一旦休息となる。ああ、なんだか肩が凝った。目もかなり疲れている。ライディングはスポーツであると言われるが、その通りだ。そういえば、当方は38歳だが、元F１ドライバーとしてロータス、ティレルで戦った中嶋悟氏はこの頃から体力や視力の衰えを感じ始めていたという。もっとも、この頃のF1はエンジン優勢の時代が終わり、空力性能が著しく向上してきていて、ダウンフォースも正比例的に増えていた時代だ。それが彼の引退を早めたことも否めないだろう。いずれにしても、年齢の衰えをこういう所で感じることは悲しいが、そこは皆平等である。年齢に応じた楽しみ方をし、自身の衰えを少しでも少なくする為の体力づくりも必要だ。
さて、結局全員が中野方峠経由で、道の駅 らっせいみさとへ行くことに決定し、そのまま国道を走行して、国道41号線に乗り換えてさらに南下していく。するとここでR1-Z氏が「体力的にきついので、離脱する」と当方に告げて、平成こぶし街道こと県道58号線へ消えていった。後日この件について、「当日は早朝からなでしこジャパンの試合を観ていたので、睡眠不足だった」との告白があった。彼も体力の衰えを感じた一人であったことにホッとするやらがっかりするやら。
この後、W氏、当方、ハーレー氏の順で国道41号線を南下し、白川地区で県道68号線へ乗り換えて、中野方峠を目指す。ここで先導のW氏がR1-Z氏が来ていないことに気が付いて、路肩に停車する。そして、当方が「体力がきつくなったから、申し訳ないが途中離脱して、平成地区から帰還する旨報告があった」ことを伝える。
こうして他にほとんど通行する車両がいない、夕方の中野方峠を快走してらっせいみさとへ到着する。
夕暮れの「らっせい」にて、W氏、ハーレー氏
ここではWRTツーリングの恒例である、W氏による新車解説や、ライディングにまつわる雑学講義と意見交換会が行われた。毎度ながらW氏はバイク関連の様々なことにアンテナを張って、常に新しい知識を仕入れてきている。氏の熱心さにはまったく関心する。
その中で、ホンダが600�佞離丱ぅ�型のAT車を発売する予定であることが話題になった。なるほど、DN-01はブロスベースの680�侫┘鵐献鵑鯏觝椶靴討い襪�ら、AT免許では乗ることができない、それを補完して、スカイウエーブの650などに対抗しようということか。因みにAT限定の大型2輪免許では、排気量が650�佞泙任里發里望茲譴襪修Δ澄�つまりはクラッチレスのアプリリアのマーナ、ヤマハFJR1300AS、ホンダVFR1200のデュアル・クラッチ仕様などでも、排気量が650�佞鯆兇┐討い襪里脳茲襪海箸呂任�ないということだ。
ところで、これをWRTのメンバーが購入するかと言えば、そんなことは100,000,000%あり得ない。皆がこのマシンに期待することはただ一つ、「これを機に他のメーカーを巻き込んで市場が活性化し、その儲けで、我々が欲しいと思うスポーツバイクや、ツーリングバイクを開発して欲しい」ということだ。
それはそうと、当方がハーレー氏の次期マシンに「ブロス650はどうか」と提案してみた。それは「維持費が安く、車体も軽量で、目立たないから奥方も文句を言わないのでは」という推測に基づいているのだが、そういう問題ではなく、「奥方がバイクを気に入らないだけ」ということで、敢えなく却下となった。当方としては、まだまだロードバイクでガンガンと活躍して欲しいのだが。
また、ライディング講座では、「乗れている日は眼球が振動に対応できている」という説があることが開陳された。なるほど、確かに乗れている日は視野が安定していて、ラインを読みやすいと思える。これには一同唸り声である。
こうしてバイク談義を楽しんでいると、何やら変な女が登場し、既に閉店となっている売店をしきりに覗いている。「あれは一体何者だ」と皆がさりげなくチェックしていたが、知らないうちに消えていた。
ここからは県道66号のらっせい街道、県道20号、国道418号線と乗り継いで、流れ解散となった。
今日は朝からよく走った。ハーレー氏もK1200を十分に堪能できたのではなかろうか。あのような最強のツーリング・スポーツモデルを売却とは、全くもって惜しいところだが、氏の家庭内での決め事なので仕方ない。ひとまず奥方のほとぼりが冷めるのを待ち、再び大型車に乗れる時期を待つことになるようだ。
また、次回はお盆近辺にツーリングを実施したいが、当方の予定が定まっておらず、今のところは未定である。実施の際は、当方が機長の予定である。「暑い日は高原ですな」ということで、開田高原となるか、久々にしらびそ高原もアリかな。
話変わって当方のTDMは今年は4回目の車検だが、当然ユーザー車検をとり、乗り続けるつもりだ。累積走行距離100,000kmまで、あと27,000km余りである。何とか6桁目に「1」の数字を立ててみたいものだ。その為には今まで通りにメンテナンスを実施し、必要消耗品を交換なりオーバーホールなりしていきたい。当面考えられるものとしては、
・リアショック（90,000km辺りでオーバーホール予定）
・フロントフォーク（これも90,000km辺りでオーバーホールが必要か？）
・ステアリングステムベアリング打ち換え（フロントフォークのオーバーホールと同時実施を依頼予定）
・エンジンバルブクリアランス調整（念のため100,0000km辺りで実施依頼予定）
結構な出費ですなぁ。それとも新機材と入れ替えか。そんな金はどこにも無い。やはり5回目の車検も視野にいれておこう。
本日の走行 470km