2011年11月13日
九蔵峠から御嶽山を望む
（なんかイマイチなんですけど）
前回のWRT夏のツーリングから約3か月が経過した。本当は10月中旬に秋のツーリングを開催予定だったのだが、ことごとく予定日に雨が降り、結局3回も流会となってしまった。また、各メンバーの業務量が多く、休みの都合も合わせにくかったのだが、今日は無事開催の運びとなった。メンバー各位のご協力あっての開催である。思う存分楽しもうではないか。
さて、11月に入り急に寒くなった。特に朝晩は冬装備でないと対応できない。当方はこの時期によく服装の選択を誤り、「途中でももひきを購入する」という失態をしばしば演じてきた。しかし、ようやくコツのようなものを掴み「中村メイコ」みたいに同じ過ちを繰り返すことは無くなった。結局は「暑きゃ脱ぎゃええんだて」ということなのだろう。
こうして集合場所である瀬戸のコンビニへ向かうが、道が少々混んでいたので5分程遅れて現地に到着した。すいません。まずは久々の再会なので、挨拶をして近況を話し合う。さて、当方等の所属する業界は、この春の地震の影響で今は増産時期に入っている。特にW氏の部門は土曜日返上で業務に当たっているそうだ。お疲れ様です。
そんな話をしながら、今日のフライトプランを模索する。おっと、W氏の新品マップルに、いつぞやのバイクガイド誌の撮影会でもらったステッカーがへばりついているではないか。そこで当方が「マップルは紙が良いからすぐ剥がれますよ」と安易な発言をしたところ、そのそばから「バリ」と嫌な音を立てている。ただ雨に強い紙というだけで、このような事態には対応していない模様だ。
また、W氏はオオクワ301の「太ーい阿古谷」でお馴染みの、兵庫県阿古谷地区にツーリングに行く予定があったそうだが、不幸にも業務の都合で行くことができなかったそうだ。ところで、オオクワの原産地ってちょっと興味があるのは当方だけか。
プランも承認され、今日はW先導機長、R1-Z副操縦士、当方ジャンプシートの逆査察編隊で出発する。まずは国道363号線を品野方面へと北上していく。そして、W氏から話のあった「わが母校」の下を通り、山間部へと高度を上げていく。何のことかね？と思われる読者の方のために少し説明をしよう。今日の集合場所は最近2年位の間に発案された、「各人の家の中間地点構想」により、「メンバーが目的地方向へ走行し、その途中に集合場所を設ける」という趣旨で決定されている。そして、今日の集合場所から中津川方面へ向かうと「我が母校」である大学の下を通過するのだが、以前のリポートに記載した文句をW氏が覚えていたというわけだ。つまり、氏が当方のツーレポを隅々まで読み、内容まで記憶しているということだ。全くもってありがたいことである。
その「わが母校」を過ぎて山間のワインディング路へ入り、コーナリングを楽しめると思いきや、ちょっと速い4輪車が遅い4輪車に詰まっている。前車の動向に注意しつつ、道を譲ってくれないかと期待するが、数キロ先の中央線破線区間まで我慢の走りを強いられてしまう。2輪の心髄であるコーナリングを楽しむことができないことは残念だが、今日は山間部を走行するのでいくらでも機会はある。焦ることもなかろう。
国道363号線を離れ、県道69号線で駄知市街を抜け、さらに66号線のらっせい街道へと車輪を進める。この一連の道は超快走路であり、先ほどの不満を爆発させるが如く、エンジン回転を上げて走行を楽しむ。また、前走車がいたとしても、中央線が破線なので大胆に追い越しをかける。ここではW氏考案の「間を開けてコーナー脱出！一気に抜き去る」走法が用いられている。話は逸れるが、当方が機長の場合はどうも前走車との車間を詰める傾向にある。これは「前走車にプレッシャをかけてしまうので良くない」とW氏から査察の時に助言を受けていたので、今日はお手本を見ることができて良かった。
こうしていつもの道の駅 らっせいみさとへ到着し、休息とする。ここは道の駅としては珍しく、そば打ち体験なんかもできるせいか、案外広い駐車場が完備されている。そこには数台分のバス用も含まれている。どこぞの「五木のやかた」や、ただのスーパーの駐車場である「きりら坂下」とは大違いだ。
さて、そのスーパーの駐車場の名前だが、W氏は「きらり」だと勘違いしていたようだ。この程度の勘違いは良くあることなのだが、傑作はその間違いをTVの旅番組でおかしてしまった「加藤晴彦」である。W氏の話によれば、彼は色紙にサインする時に、「きらり坂下様」と書いてしまい、責任者から書き直しを頼まれてしまったようだ。
また、坂下といえば、「坂下千里子」だが、彼女は隠れ巨乳であると発言していたことがある。着やせするとは彼女のことだろう。さらに付け加えると、「長沢まさみ」も隠れ巨乳として有名だ。因みに当方は巨乳よりも安産型が好みだ。
道の駅 らっせいみさとにて
それはそうと、ここに12mの大型観光バスが駐車してあった。御存知の通り、当方は先ごろ完結した「トリデニ校作戦」において大型2種免許を保持しているのだが、こんなところにこんなでかい車両を入れることは多分できないだろう。バスはホイールベースが7mしかないくせに、全長が12mもある。つまり、リアのオーバーハングが3m、フロントは2mであるのだが、後退・車庫入れの時などは目いっぱい内側後輪を角に寄せて（20�儖米癲砲�かないと、オーバーハングが外側に飛び出してしまう。何か障害物があったら接触することは間違いない。
ここでW氏のトラック解説に耳を傾ける。当方が試験車としてよく見る機種である、日野自動車製の「トランデクス」であるが、これは全長12m、リアオーバーハング3mで3軸10輪、つまり前前軸が1軸2輪、後軸と後後軸合わせて2軸の8輪なのだが、W氏の業界では、4軸12輪というものが主流になりつつあるということだ。これは前後に2軸ずつ車輪を設け、重量がタイヤに均等に乗るためバランス、乗り心地共に良く、さらに荷物も損傷を受けにくい。また、前前軸と前軸が操舵するので、小回りもしやすいく、狭い工場へ納品する時も労力が軽減するそうだ。ただ、内輪差が大きいので注意が必要になるらしく、違うタイプの車両から乗り換えると擦ったりすることがしばしばあるそうだ。
また、リアのオーバーハング振り出しでの事故も結構あるようで、左折時にオーバーハングが残ってしまい、後続車が接触することが典型だとか。当方は教習車しか運転したことがないので、周りの車が避けてくれていたのだが、実際の業務ではかなり気を遣うのだろう。
らっせいを後にし、那須川農道から国道19号をおとなしく走行する。今日はスキッと晴れなくて、なんだか寒い。「暑きゃ脱ぎゃええんだて」という方針で服装を選んだことが効を奏したようだ。一方R1-Z氏は今回選択ミスをしたようで、「コンビニかスーパーでももひき調達？」とW氏からプレッシャーを受けていた。
それにしても国道19号はとても丹頂鶴である。ボヤーッと走行していると、馬篭から繋がる国道256号線との合流点を超え「桃介橋」が見えてきた。これは電力王の「福沢桃介」が経営する水力発電所を建設する際、資材運搬に使用された橋だ。この人は一万円の「福沢諭吉」の婿養子の当たるようで、日本初の女性俳優である「川上貞奴」を取り上げた、大河ドラマの「春の波濤」にも登場する。この中で、まだ若かりし頃の「風間杜夫」が「桃介」を演じていて、奥さんの「福沢房子」は「壇ふみ」が扮していた。余談だが、「檀れい」と「壇ふみ」は全く血縁関係はないそうだ。
こんなことを考えつつ、単調な国道を北上していく。よそ事を考えていては全くもって危ないが、それ程に単調な道である。ただ、所々にある、登坂車線でアクセルを開けられるのが唯一の救いだろう。
こうして寝覚めの床にあるコンビニで、今日2回目の休息をとる。この辺りまで来ると標高が高くなってきているせいか、気温は15度を下回っている。R1-Z氏はいよいよももひきを緊急調達か、と思うが、本人は至って平気そうだ。また、この辺りまで来ると紅葉も見ごろを迎えており、山々は赤や黄色に色付いている。ただ、今年は色があまり良くない気がする。夏以降の気温が影響しているのだろうか。
寝覚めの床付近にて
W氏（左）とR1-Z氏（右）
この後も引き続きW先導機長に導かれて走行をしていく。そして、やっと国道19号線を離れ、木曽川を挟んだ対岸を通る村道へスイッチし、本来のオートバイらしい走行する。この道は超快走路であり、いつもならばW氏に置いて行かれてしまうのだが、今日は控えめに走っているようだ。
そして王滝村から県道20号線へ乗り継いで、市街地を抜けていく。この通りには割合と古い温泉旅館が多く立ち並んでいる。たまにはこんな所に泊って、周辺の林道を走り倒してみたいものだ。
紅葉した木々の中を御嶽山を左に見ながら快走し、テンションも上がってくる。しかし、気温的にはどんどんと下がってきているので、路面状況には注意が必要だ。特にぬれ落ち葉に乗ってしまったらひとたまりもないだろう。
しかし、これは杞憂に終わり、路面状況はかなり良好であった。こうして心に余裕が生まれると、余分な力抜けるのでマシンも言うことを聞いてくれやすくなり、次々に迫りくるコーナーを気持ちよく曲がることができた。一方、景色に目を遣ると、下方に深い谷が見えた。そしてそこに生える木々の紅葉は既に終わりが近づいているようで、見ごたえは無い。雨で開催が遅れたツーリングなので止むを得ないですなぁ。
こうして、開田高原の西の端から国道361号線を東進し、ワインディングを抜けて九蔵峠に到着する。ここは御嶽山のビューポイントで、とても眺めが良い。ただ、紅葉はすっかりと終わり果てており、今や冬枯れの様相だ。
九蔵峠にて
九蔵峠からは開田高原の市街地を抜けて、エネオスの横の道を下り、集落の外れにある稗田茶屋に到着する。途中には「ふもとのそば屋」など繁盛している店が数軒あるが、こちらは全く人がいない。一応看板が出ているが、営業中なのか準備中なのか、今一つ判断に迷う状態だ。そこで、R1-Z氏とW氏が先に入店して聞きにいってくれたところ、「営業中だよ」という感じでご主人が表に出てきた。「看板はこっちから見て営業中と見えるようにしてある」と話していたが、数年前は明らかに「やる気がないから勘弁してよ」という顔をしていたことを思い出す。いずれにしても、今日は主人が愛想良いので、旨いそばが食えることだろう。それにしても、相変わらずの建物であり、残っていたことが奇跡という感じだ。
当方が入店すると、「お客さんこの前も見えましてね」と覚えていてくれた。というのも、「だいたいこんな店に来る人は物好きが多い」とはご主人の談。なんかいつもにも増して自虐的だなぁ。そう思いながら、3名共にザルを注文する。そしてその後はお決まりの地酒、「空」の説明とお客に差し入れてもらった日本酒について説明が始まった。さらに、その瓶についているラベルのアルバムを見せてもらう。これはいつかも見たような気がする。
ご主人は厨房に戻り、ヒーヒー言ってそばを打ち始める。すると、もう一人お客がやってきた。当然、店主はヒーヒー言ってそばを打っているのだからそれどころではない。当方はその間にトイレに行き用を足すが、手洗い場にものが置いてあって使用できない。仕方ないので、そこにあるおしぼりで手を拭いておく。そして続いてW氏もトイレに向かう。氏は手洗い場が使えないことがかなり響いたようであった。そりゃそうだ。食いもの屋で手が洗えないことは問題だ。そう言えば、「山田まりや」はトイレに行っても手を洗わないと発言していたが、それは例外だ。
我々が店内を見回していると、店主はやっと後から来た客に気付いて注文を聞いていた。客は「すんき」を注文しようとしていたが、「まだ漬け込み中」とのこと。因みに「すんき」とは、塩を使わないで赤カブを発行させてつくるこの地方の漬物だ。確か我々も以前、この店ですんきを頼んだことがあるが食べることができなかった。稗田茶屋ですんきを食うのは困難なようだ。
ざるそばを前に
しばらく待っていると、ざるが運ばれてきた。久々の稗田ソバを食べるのだが、ここでW氏が「ツウは一本だけまず食べるんやてぇ」と我々の元同僚のK森氏の真似をし始めた。彼は面識はないのだが、当方等が真似をしていたのでそれを覚えたようだ。確かに、彼はそのように言いって、いかにも物知りだというフリをするが、「蕎麦湯」を知らなかったことが発覚したことがあり、結局ツウでないことはが確定した。
さて、そばの味であるが、ここのそばは10割で、とても風味が良くコシも適度にあるものだ。店主は「開田のそば粉の味をそのままに味わってもらうために、そば粉100％としている。旨いのはそばであって、腕はいい加減」と謙遜していたが、そんな下手なソバでもないと思う。ただ、つゆが平凡なので、もう少し工夫がほしいところだ。全体としては75〜80点というところだろうか。
問題はあったが、1,500円ずつ支払って店を後にする。「また来年も来てくださいね」と表まで出てきてくれた。今日はやけに愛想が良いなぁ。
店舗の前にて
（左から店主、R1-Z氏、W氏）
ここからは日暮れとの競争だ。既に11月も2週目に入っているので先を急ごうか。その前に、W氏とR1-Z氏が燃料補給を行う。当方は集合前にに20ポンド程を搭載して満タンにしていたので、今日の予想走行距離350kmは楽勝無給油でいける。TDMの燃料は満タンで32ポンド、持久時間にすれば10時間くらいになるだろう。
いつも記載するこの表記をまたまたW氏が覚えており、話を振ってきた。いつも隅々までお読みいただきありがとうございます。因みにW氏のマシンは14ポンドの燃料を搭載した模様で、満タンでは23ポンド、持久時間にすれば6時間ということになる。
この後、「開田アイスクリーム」でアイスナメナメ、糖分を補給する。ここはバニラアイスクリームも旨いが、当方はトウモロコシ味が好みだ。
お馴染みの「アイスナメナメ」の図
マシン、ライダー共に準備が整った。帰路も逆査察編隊を組み、国道361号線を針路090で走行する。そして、新地蔵峠を下り、国道19号線に乗り換えて300に変針、単調な国道を下っていく。この時の気温は既に13度程だったのだが、R1-Z氏は大丈夫だったのだろうか。
何度も繰り返すが、単調な国道19号線の走行はとても疲れる。こまめに休息をとることが必要なので、道の駅大桑で休息タイムとする。尚、前述のオオクワ301とは関係はない。ところで、当方は少々腹に違和感を感じており、ションベンアンドウンチタイムとなってしまった。どうやら昨日、R1-Z氏と行った「メガ盛りの店」で、大量に食べた揚げ物に当たったのではという感が否めない。いや、ただの食べ過ぎだろうか。もう若くないのだから、ああいう所へは行かない方がよさそうだ。因みに、当方が苦しんでいた間、両氏は五平餅を食べていたそうだ。ここの五平餅は団子形式のもので、なかなかイケるからね。
かなり気温が下がってきているが、丹頂鶴の国道ばかりではかえって危険だ。そこで、W機長は妻籠・馬篭経由の県道7号ルートを選択、眠気でフラフラと走行していたR1-Z氏も人が変わったかの如く、専売特許の「のろし走法」を披露する。さらに、時間的にも道が空いており、S字が連続するワインディングを快走することができた。しかし、W氏のタンクが満タンになってしまい、馬篭で緊急ピットインを行う。天候により持久時間が変わってしまうのは当たり前で、当方も丁度持久時間ギリギリであったことを告白しておこう。
そこからはすぐさま中津川市街を国道19号線で抜け、国道363で林間のワインディングをかっ飛ばしていく。ここではW氏が本領を発揮し、あっという間に見えなくなってしまった。また、R1-Z氏も、先ほどの単調鶴19号線からの眠気を吹き飛ばすかの如く、2ストの煙と香りを残して喰らいついていく。やはりヤマハ式3XC型の乗務歴2,500時間はダテではない。もっとも、氏の話では「ビッグバイクに囲まれてツーリングしているうちに身についた技術であり、車両の軽量さ、必要にして十分なエンジン出力を最大限利用しているだけ」ということだ。当方はこの技量をさらに昇華させるためにも、600�嫩�度のマシンに機種移行することが良いと思うが、どうだろうか。
363号線で根ノ上高原付近の峠を越え、岩村側へ下っていく。時刻はまだ16時台後半だが、おりしも右前方方向には沈みゆく夕日が見える。今年もシーズン終盤かと悲しくなる。秋以降の週末のみ天候不順にやられてしまったシーズンだったなぁ。もう一回はテントを広げたかった、などなど色々な課題が思い浮かぶが、また来シーズンに期待しよう。
こうして、地酒の「女城主」で有名な岩村を抜けて、さらに山岡まで走り、県道33号線に乗り換えて夕焼けに向かって走る。ここでは、W、R1-Z両氏の黒い影が空との対比でくっきりと浮かび上がっていた。どうも北海道はオロロンラインの夕日走行以来、こういう状況にロマン的感情を覚えるようになった。いや、単なる歳のせいだろうか。
35ノット程度で県道のカーブを次々に抜けていき、左手に道の駅、水車のおばあちゃん市を見送ってからループ橋もどきである、「川折大橋」を下って県道20号線へ合流。そこを左折して数年振りの「あきん亭」を目指す。余談だが、当方は屋号を「おきん亭」と勘違いしていた。もっとも勘違いは人間にはつきものだし、R1-Z氏に至っては「課長のコーヒーを2年も飲んでいた」という並外れたことを、勘違いが原因で行っていたこともある。
さて、その「あきん亭」であるが、数年前に古い店舗を新しくし、メニューも大幅に変更された。そのわかりにくいメニュー札を見ながら席が空くのを待つ。ただ、今日はそれほど混んでおらず、10分も待たないうちに座敷へ座ることに成功した。
W氏他のメンバーからここを教えてもらった当初は「チャーシューメン」と迷わず注文していたが、今や38歳。しかも、前述のように腹具合があまり良くないので、女性向けのちょっと軽めのラーメン「かるめん」とメンマのトッピングでまとめることにした。仮にここでチャーシューメンなんぞを頼んでしまたら、また腹具合が悪化すること間違いなしだ。ところで、「カルメン」といえば何年だったっか。R1-Z氏が「77年」と即答。そうだ、氏は当方よりもだいぶ先輩だし、W氏も3年年上だ。今更ながら、当方が一番下っ端だったことを思い出す。いつもお付き合いありがとうございます。
因みに「ジーメン」は何年だったか。これについても「75」と即座に答えが返ってくる。当方は73年型なので、この辺りまでくるとかなり厳しい。ところで、この70年代後半は様々なアイドルが登場するハシリとなった時期ではないだろうか。前述のピンクレディー、キャンディーズ、石野真子、天地真理、などなど、未だに活躍している方も多くみられる。話は変わるが、当方が通うジムのジム友である、「ヨシノチャン」はピンクレディーを今池の厚生年金会館に見に行ったことがあるそうで、その時は「ケイ」が盲腸になって欠席していたそうだ。そんなことちっとも知らなかった。そう考えるとまだまだ年齢的にもイケるのだろうか。
そんなことを話していたら、ラーメンがやってきた。この香りや見た目は以前と同じだ。早速食べてみると、おや、味が随分まろやかになって、薄くなっている。いかにも万人受けする平凡なものだ。別にまずいことはないし、ベースの鶏ガラスープやタレの味そのものは変わっていない。ただ、あのちょっと濃い、個性的な味を求めて足を運ぶのだから、やや残念な気分だ。これも時代の流れだろうか、消費者の嗜好の変化だろうか。そう言えば、香川県の讃岐うどんも全国区になって以降、「コシ」が「硬い」という評価を受け、年々軟らかくなる傾向にあるとか。難しいところですなぁ。
ラーメンを食べるR1-Z氏（左）、W氏（右）
食べ終えて店を出ると、すっかりと日が暮れて暗くなってしまった。R1-Z氏は自宅方向が違うので、ここで解散とする。また、W氏と当方は元来た県道20号線で国道363号線、狛犬から419号線へと繋いで四郷町付近でそれぞれの帰路に就いた。
今年も残りが2か月を切ってしまった。どんどんと寒さも増してきてはいるが、もう一回はWRTメンバーで走りたい。目的地は今後の天候の具合に左右されるが、やはり山のワインディングが好ましい。
次回もよろしくお願いします。
本日の走行 330��